【重要】「レシピブログ」サービス終了に関するお知らせ

筋肉料理人の家呑みレシピと時々、アウトドア

筋肉料理人
筋肉料理人
自営業&居酒屋料理人やってます、調理師です。
11月から佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で、食文化コーディネーターとして働いています。
某居酒屋で働きながら料理を覚え、料理の楽しさに目覚めました。
日々、料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。目標は年寄りになっても筋肉オヤジです(・∀・)ノ

魚料理と簡単レシピ
http://dt125kazuo
.blog22.fc2.com/

最新の記事
カテゴリー
アーカイブ

連載ブログランキング

5位

たっきーママさん
<< < 前の記事 12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22 >>

鰯と大根、白菜の和カレー & 和ろうそく作り体験

P1117016.jpg

∩・∀・)こんにちは〜筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですか〜
1月も半ばに入りましたね。もうそろそろ、正月気分も抜けてきました。先日、和ろうそくつくりの体験をしました。和ろうそくってのは、昔から日本で作られて来たろうそくのことで、櫨の木(はぜのき)の実を集め、実を一度蒸してから絞り、油分とロウを取り出して作ったろうそくのことです。昔は日本全国で作ってたらしいですが、今は電気電灯があるし、パラフィンから作ったろうそく(石油製品ね)ばかりになって、和ろうそくを手にする機会は殆どなくなりました。私の地元、佐賀県みやき町は町木が櫨の木で、昔はろうそく作りが盛んだったらしく、今は商業的に作ってる会社はありませんが、「中原の豊かな自然を守る会」で、和ろうそくづくりの保存に取り組まれています。先日、同会の石橋さんに和ろうそく作りを習いました。

P1116911.jpg
これは櫨の木から絞ったロウを固めたものです。饅頭みたいですが違いますよ。これを砕いて湯煎にかけて溶かします。櫨蝋(はぜろう)は融点が低く、70度くらいで溶けるそうです。







P1116932.jpg
溶けてるのがわかりますか?
70度くらいで溶けるので、指を少し入れたくらいじゃ、そう熱くないです。

溶けたら、これを注ぎ口の長い薬缶に入れ、型に流し込みます。





P1116948.jpg
ちょっとわかりにくいですが、和ろうそくの芯です。
和紙を中空の筒状にしてあるのが基本だそうで、これを作れる職人さんは地元にはいないそうです。だから、これは何十年も前に作られた遺産なんです。まだ数が沢山あるそうなので使わせてもらいました。普通のろうそくは糸が芯ですが、和ろうそくは中空の芯を使うことで、和ろうそく独特の、またたくような燃え方をします。それが、とてもきれいです。




P1116967.jpgこれが型で、中に中空のろうそく型が並んでいます。これに先ほどの芯をせっとし、溶かしたロウを流し込み、冷ますと、和ろうそくが出来上がります。









P1117003.jpg
でき上がった和ろうそくです。
緑色がかっているのは、櫨蝋(はぜろう)独特の色です。ってことは昔のろうそくは皆色つき?そうではありません。これを日光に長時間晒すと白くなるんです。昔の高級ろうそくは櫨蝋を日光に晒し、白くしてからろうそくにしたそうです。大変な手間です。







P1117011.jpg


簡単にですが、和ろうそく作りは楽しかったです。今は電灯があるし、その前はガス灯、石油灯、その前は植物油、動物油の灯りだったことを思うと、和ろうそくづくりって大変な作業だったろうなあと思います。今は当たり前のようにある夜の灯ですが、大事にしないといけないのかもしれませんね。







和ろうそくときたら、和っぽい料理を紹介しましょう〜
鰯と大根、白菜の和カレー」です。


薬膳風和カレー24.jpg


日本のカレーは明治時代にイギリス経由で輸入されたもので、欧風カレーをベースに日本独特の進化をしてきたもの。今では本場のインドカレーや、アジアのカレーと並ぶ日本カレーだと思いますが、ベースはカレールーで、牛脂をベースに旨みを入れたものだから、美味いけど重い!それで、最近は脂分カットのカレールーが発売されたり、スパイスでつくるカレーが流行ったりしてます。このカレーは、昆布出汁、鰯のつみれ、鶏手羽元、白菜、大根で旨みを出し、味付けは味噌と醤油、それにカレースパイスでカレーの風味を入れた、もっと和食よりのカレーです。先月、佐賀県玄海町にある薬用植物研究所で薬膳の講義を受けて来まして、先生が「地元の食材を旬の時に食べるのが基本」と言われてたのが印象に残っていまして、ならば白菜と大根、葱など、旬の食材でカレーを作ろう。そう思ってつくりました。

材料 6人分

鶏手羽元        6本
いわしすり身      250g
牡蠣(あれば)     100g ※お好きな方は入れてください。
白菜          600g
大根          300g
にんじん        50g
じゃがいも       100g
玉ねぎ         200g
長ねぎ         1/2本
おろしにんにく    小さじ1/2
おろし生姜      小さじ1と1/2
牛乳          200ml
昆布出汁        400ml
日本酒         1/4カップ
しょうゆ        大さじ2
みりん         大さじ1
味噌          大さじ2
カレーパウダー     大さじ4
(これにターメリック小さじ1/4をプラス)
ナツメグ        小さじ1/4
一味唐辛子       適宜
片栗粉         大さじ1
オリーブオイル     大さじ3

クコの実ご飯
米      4〜5合
クコの実   大さじ3〜4(ドライフルーツ)
※普通に炊飯器で炊く時、クコの実を混ぜる。

材料はこんな感じです。
最初に手羽先、大根白菜を煮込み、大根が柔らかくなったら鰯のつみれを加えるッテ感じの作り方です。ま味調味料、コンソメの類は一切なしで、思いっきり和風のおいしいカレーができました。味は本当に和風です。優しい味でありながら重くない、そして旨みもしっかりあります。

薬膳風和カレー31.jpg


これが美味しかったのは、大根、白菜をしっかり煮込んだのと、鰯のつみれから旨みが出てるからだと思うんですよ。鰯の臭みも気になりません。和風の優しい美味しさに、旬を味わうって大事だなあと思いました。詳しい作り方は→鰯と大根、白菜の和カレー






㈱宝島社チャリティ出版企画「レシピブログ 少ない電力&火力でおいしくつくる」が発売中です。


昨年、3月に起こった東北大震災。
信じられないような被害を目の当たりにし、全ての人々が衝撃を受けました。
その後、被災された方が未だに不自由な避難生活をされているのを知り、
料理ブロガーとして何かできることがあるはず。
そういう思いがこもったレシピ本です。
レシピブログの料理ブロガーの心がこもっています。
この本のレシピブログの印税全てが日本赤十字に寄付されるそうです。
私もレシピを提供させていただきました。
そして、本も購入し、少しでも応援する力になりたいと思っています。






僕のレシピ本、「筋肉料理人の居酒屋ごはん帖」が重版されました。現在、コンビニで発売中です。通販はセブンイレブンのセブンネットショッピングで購入できます。お急ぎの方はこちらからどうぞ。

2012年1月15日 19:34 | この記事のURL | コメント(0)

<< < 前の記事 12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22 >>

 


新着!連載ブログ記事
ふわふわ~♡かき玉ねぎ...
おにゃさん
1114 up!
根菜のホットサラダ♪ハ...
みるまゆさん
1107 up!
美味しいお水でクリーミ...
SHIMAさん
1024 up!
キャラメルポテト~さつ...
小春さん
1017 up!
焼肉のっけ焼き飯
筋肉料理人さん
1014 up!
香ばしい♪鶏むね肉のス...
ぱおさん
1013 up!
おばけのお弁当
akinoichigoさん
1012 up!
1人分128円調理時間...
武田真由美さん
1012 up!
まかないメタルめし「納...
ヤスナリオさん
1011 up!
ミイラパンでハロウィン...
マイティさん
1011 up!
ダブルかぼちゃのねじり...
あいりおーさん
1005 up!
♡ベーコンとほうれん草...
Mizukiさん
1005 up!
牛こま肉で ミニステー...
ゆーママさん
0930 up!
リスさんのお弁当♪
Mai*Maiさん
0930 up!
みんなと一緒がいい1年...
山本ゆりさん
0930 up!
連載一覧へ

↑PAGE TOP