筋肉料理人の家呑みレシピと時々、アウトドア

∩・∀・)こんにちは〜筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですか〜
1月も半ばに入りましたね。もうそろそろ、正月気分も抜けてきました。先日、和ろうそくつくりの体験をしました。和ろうそくってのは、昔から日本で作られて来たろうそくのことで、櫨の木(はぜのき)の実を集め、実を一度蒸してから絞り、油分とロウを取り出して作ったろうそくのことです。昔は日本全国で作ってたらしいですが、今は電気電灯があるし、パラフィンから作ったろうそく(石油製品ね)ばかりになって、和ろうそくを手にする機会は殆どなくなりました。私の地元、佐賀県みやき町は町木が櫨の木で、昔はろうそく作りが盛んだったらしく、今は商業的に作ってる会社はありませんが、「中原の豊かな自然を守る会」で、和ろうそくづくりの保存に取り組まれています。先日、同会の石橋さんに和ろうそく作りを習いました。

これは櫨の木から絞ったロウを固めたものです。饅頭みたいですが違いますよ。これを砕いて湯煎にかけて溶かします。櫨蝋(はぜろう)は融点が低く、70度くらいで溶けるそうです。

溶けてるのがわかりますか?
70度くらいで溶けるので、指を少し入れたくらいじゃ、そう熱くないです。
溶けたら、これを注ぎ口の長い薬缶に入れ、型に流し込みます。

ちょっとわかりにくいですが、和ろうそくの芯です。
和紙を中空の筒状にしてあるのが基本だそうで、これを作れる職人さんは地元にはいないそうです。だから、これは何十年も前に作られた遺産なんです。まだ数が沢山あるそうなので使わせてもらいました。普通のろうそくは糸が芯ですが、和ろうそくは中空の芯を使うことで、和ろうそく独特の、またたくような燃え方をします。それが、とてもきれいです。


でき上がった和ろうそくです。
緑色がかっているのは、櫨蝋(はぜろう)独特の色です。ってことは昔のろうそくは皆色つき?そうではありません。これを日光に長時間晒すと白くなるんです。昔の高級ろうそくは櫨蝋を日光に晒し、白くしてからろうそくにしたそうです。大変な手間です。

簡単にですが、和ろうそく作りは楽しかったです。今は電灯があるし、その前はガス灯、石油灯、その前は植物油、動物油の灯りだったことを思うと、和ろうそくづくりって大変な作業だったろうなあと思います。今は当たり前のようにある夜の灯ですが、大事にしないといけないのかもしれませんね。
和ろうそくときたら、和っぽい料理を紹介しましょう〜
「鰯と大根、白菜の和カレー」です。

日本のカレーは明治時代にイギリス経由で輸入されたもので、欧風カレーをベースに日本独特の進化をしてきたもの。今では本場のインドカレーや、アジアのカレーと並ぶ日本カレーだと思いますが、ベースはカレールーで、牛脂をベースに旨みを入れたものだから、美味いけど重い!それで、最近は脂分カットのカレールーが発売されたり、スパイスでつくるカレーが流行ったりしてます。このカレーは、昆布出汁、鰯のつみれ、鶏手羽元、白菜、大根で旨みを出し、味付けは味噌と醤油、それにカレースパイスでカレーの風味を入れた、もっと和食よりのカレーです。先月、佐賀県玄海町にある薬用植物研究所で薬膳の講義を受けて来まして、先生が「地元の食材を旬の時に食べるのが基本」と言われてたのが印象に残っていまして、ならば白菜と大根、葱など、旬の食材でカレーを作ろう。そう思ってつくりました。
材料 6人分
鶏手羽元 6本
いわしすり身 250g
牡蠣(あれば) 100g ※お好きな方は入れてください。
白菜 600g
大根 300g
にんじん 50g
じゃがいも 100g
玉ねぎ 200g
長ねぎ 1/2本
おろしにんにく 小さじ1/2
おろし生姜 小さじ1と1/2
牛乳 200ml
昆布出汁 400ml
日本酒 1/4カップ
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
味噌 大さじ2
カレーパウダー 大さじ4
(これにターメリック小さじ1/4をプラス)
ナツメグ 小さじ1/4
一味唐辛子 適宜
片栗粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ3
クコの実ご飯
米 4〜5合
クコの実 大さじ3〜4(ドライフルーツ)
※普通に炊飯器で炊く時、クコの実を混ぜる。
鶏手羽元 6本
いわしすり身 250g
牡蠣(あれば) 100g ※お好きな方は入れてください。
白菜 600g
大根 300g
にんじん 50g
じゃがいも 100g
玉ねぎ 200g
長ねぎ 1/2本
おろしにんにく 小さじ1/2
おろし生姜 小さじ1と1/2
牛乳 200ml
昆布出汁 400ml
日本酒 1/4カップ
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
味噌 大さじ2
カレーパウダー 大さじ4
(これにターメリック小さじ1/4をプラス)
ナツメグ 小さじ1/4
一味唐辛子 適宜
片栗粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ3
クコの実ご飯
米 4〜5合
クコの実 大さじ3〜4(ドライフルーツ)
※普通に炊飯器で炊く時、クコの実を混ぜる。
材料はこんな感じです。
最初に手羽先、大根白菜を煮込み、大根が柔らかくなったら鰯のつみれを加えるッテ感じの作り方です。ま味調味料、コンソメの類は一切なしで、思いっきり和風のおいしいカレーができました。味は本当に和風です。優しい味でありながら重くない、そして旨みもしっかりあります。

これが美味しかったのは、大根、白菜をしっかり煮込んだのと、鰯のつみれから旨みが出てるからだと思うんですよ。鰯の臭みも気になりません。和風の優しい美味しさに、旬を味わうって大事だなあと思いました。詳しい作り方は→鰯と大根、白菜の和カレー
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