
こんな野菜をご存じですか。カリフラワーの一種、ロマネスコです。イタリアの伝統野菜だそうで、近頃デパ地下やスーパーでもたまーに見かけますが、プラミッドみたいな形をしたつぼみが印象的。オブジェみたいなお野菜です。
淡いグリーンで、味はカリフラワーに似てるかと思いきや、甘みとうまみがギュッと詰まっていて、また別のおいしさなのです。
ここ数回のエビベジ便にこのロマネスコが入っていたので、さてどう料理したものか……。この美しさを生かした料理がいいなと、大胆にも半分に切ったままでコトコト煮込んだお料理をこしらえました。
ロマネスコの柚子胡椒煮

材料:1人分
ロマネスコ 1/2個(180g)
酒 1/4カップ
柚子胡椒 小さじ1/4
1
ロマネスコは半分に切って鍋に入れ、酒を注いで蓋をして火にかけます。
2
湯気が出たら弱火でコトコト、10分くらい気長に蒸し煮します。
3
煮汁がほぼ煮詰まってきたら柚子胡椒を溶き入れて火をとめ、皿にロマネスコをのせます。その上から鍋に残ったソースをかけて完成です。

ソースをかけただけの状態だとこんな風。ロマネスコの美しさに対してイマイチお色気不足と思ったので、ミックスビーンズをサッとソテーして添えてみました。
味付けは酒と柚子胡椒のみ。物足りないかと思いましたが、ロマネスコの甘みだけで十分なおいしさ。柚子胡椒の風味がうまみを引き立ててくれました。柚子胡椒とにんにくも合うので、お好きな方は隠し味に少々スライスにんにくを加えてもいいかと。仕上げにオリーブオイルをまわしかけてもいいですよ。お好みで♪
これはおまけレシピ。

茹でただけのロマネスコを皿に盛り、梅酢大さじ2を小鍋に入れ、半量になるまで煮詰めたソースを添えました。見た目にも美しいお料理です。
梅酢のソースは酸味も塩気も十分。ロマネスコを茹でるとき、少々の塩で下味をつけると甘みがグッと引き立ちます。
どちらのお料理も普通のカリフラワーでもできるので、ぜひお試しくださいね。