そんな私だから、おいしいところだけいただいて、皮や葉っぱはポイッ。これがどうしてもできないのです。家族が食べる料理なら、うちでは野菜の皮はできるだけむかないのが基本。大根や人参、蕪などの煮物でも皮は向かずにそのまんま。大根おろしも皮ごとおろしてしまいます。トマトソースを作るときも、皮を湯むきすると食感がよくなりますが、皮が入ってたところでさほど気になりもしません。だから、うちでは皮ごと煮込みます。
ただ、撮影用で見栄えをよくしたいとかお客様にお出しする、なんて時は皮をむくこともあります。そんな時は大根の皮や人参の皮だけでかき揚げにしたり、お醤油を回しかけておつけものがわりにしたりと、なるべく使い切るように工夫します。
スーパーで買う大根や人参には葉っぱはついていませんが、有機野菜を買うとついていることも。その場合は、もちろん葉っぱもいただきます!
先日のエビベジ便には、葉人参が入っていました。嬉しかったな〜。子どもの頃から人参葉っぱのおひたしが大好物。柔らかなところを湯がいて、たっぷりの胡麻と醤油であえて。春菊のおひたしも好きなシブい子どもだったので、たまにしかいただけない人参葉っぱのおひたしは大ごちそうという気がしたものです。
今日はその人参葉を練り胡麻とラー油味で和え物に。人参葉はちょっとモサモサするものですが、茹でる時のひと工夫でグンと食べやすくなりますよ。
人参葉のピリ辛練り胡麻和え
材料:1人分
人参葉 30g
ごま油 小さじ1
a 白練り胡麻 小さじ1
a 醤油 小さじ1/2
a ラー油 小さじ1/4
1
人参葉は柔らかなところをつみます。
2
鍋に湯を沸かし、ごま油を垂らして1の人参葉を茹でます。2分くらいして人参葉が鮮やかな緑色になったらざるに空けます。
3
2の人参葉を食べやすく切り、aの調味料で和えて盛りつけます。
茹でる時、ごま油を垂らすことで人参葉に香りがつくし、オイル分でしっとりし、モゴモゴ食べにくくなくなります。人参葉のほろ苦い香りにはオリーブオイルもよくあいます。オリーブオイルと薄切りにんにくを入れた湯でゆがき、お醤油を垂らしたイタリアンお浸しもおいしいですよ。