前回、送っていただいた蕪があまりにおいしくて、その秘密を伺いたくて……。
包丁に吸いつくくらいしっとり滑らか、噛むと柔らか、甘みたっぷり、驚くほどおいしかったのです。
蕪のおいしさの秘密を聞こう聞こうと思ってるうち、
昨日届いたエビベジ便にもまたまた蕪が入ってた!
飛び上がって喜んだのですが、今度の蕪は前回よりもちょっとこぶり。小さな小さな蕪でした。

「ああ、蕪ね。今度の小さかったでしょう? ふつう蕪は小さすぎると味がのってないものなんだけど、
小ぶりでも十分味がのってたからね、入れておいたよ〜。
大きい蕪なら田楽にしたりまた違う楽しみ方があるけれど、小さいなら小さいで
料理法も色々あるから、試してみてよ〜」
試してみてよ〜っておっしゃいますが、ホントいつも悩ましいのですよ……。
だって海老原さんのお野菜は生でボリボリが一番おいしいのですから……。
しかし、海老原さんとお話すると本当に勉強になります。
大きな蕪の田楽はおいしいものですが、あまり大きく育ちすぎると
実が筋張ってかたくなる。小さすぎると味が薄い。いつが収穫時か、
いつが食べごろかはケースバイケース、その時々で違うのだとか。
年間100種類近くもの野菜を育てている海老原ファームで、
それぞれの野菜と向き合いながら食べごろを見極める。やっぱり海老原さんは野菜作りの天才です。
さてさて蕪です。蕪レシピ。生が一番と言いながら、甘くておいしい蕪は
熱を加えてもやっぱりおいしい。というわけで、今回は蕪の唐揚げをご紹介します。
味噌味でごはんにピッタリですよ♪
材料:1人分
蕪 1〜2個(120g)
味噌 大さじ1/2
片栗粉 大さじ1
油 適量
1
蕪は一口大のくし形に切り、ボウルに入れて味噌を馴染ませます。
2
1の蕪に片栗粉をまぶし、熱した油でカラリと揚げ焼きに。こんがり焦げ目がついたら引き上げます。
大きめの蕪ならじっくり揚げて実がホロホロに柔らかくなったのもおいしいですが、
小さめの実が柔らかな蕪なら、表面がサクッと揚がっていて中は生っぽいくらいでもまたおいしい。
切ってみてちょっとつまみ食いし、生でもおいしいなと思う蕪なら、
短めの時間でサッと揚げ、蕪の食感を楽しんでくださいね。