先日、9月中旬ことですが海老原ファームさんに訪れた時、海老原さんになんでこんなにおいしいのですか、じゃがいもは春から初夏が収穫と思ってたけれど、最近収穫したものですかと尋ねたところ……。「いや〜、最近収穫したわけじゃないよ。前に収穫したものを貯蔵したのを送ってるんだよ」とのお返事。ならばどうしてこんなに甘いの、おいしいの!?
しつこく食い下がったところ、「北海道のじゃがいもって甘くておいしいでしょう。あれ、どうしてなのかなと考えてみたんだけど、収穫した後冷えるのがいいんじゃないかな、と思ったんだよー。うまいこと貯蔵したらばでんぷんが糖に変わるんじゃないかと。だから、うちのじゃがいもがおいしいのは品種よりなにより貯蔵のおかげ」。
なるほど! とれたて野菜が一番おいしいと思っていたけれど、じゃがいもなんかは適温で貯蔵することでますますおいしくなるわけですね。勉強になりました。
というわけで、あまくておいしいおジャガを使った料理のご紹介です。
おじゃがとひじきのピリ辛煮

材料:1人分
じゃがいも 小1個(80g)
ひじき(乾燥の状態で) 大さじ1と1/2
水 1/4カップ
酒 大さじ1
醤油 小さじ1弱
豆板醤 小さじ1/4
生姜(みじん切り) 小さじ2
1
じゃがいもは一口大の乱切りに。ひじきはたっぷりの水でよく洗います(戻さなくても大丈夫)。
2
材料全部を鍋に入れ、蓋をして火にかけます。煮立ったら弱火で10分くらい。時々菜箸でかき混ぜて全体に味を馴染ませながら蒸し煮にし、煮汁がなくなったら完成です。

出来ました♪ 甘いじゃがいもをピリ辛味で。ひじきの香りがまたいいのです。生姜ではなく刻みねぎやにんにくでもまたおいしい。ひじきは戻さず使うから、お手軽に取りかかれるのもいいですね。北海道の甘いじゃがいもなどが手には入ったらぜひお試しを。