前回のエビベジ便で一番ビックリしたのはかわいいお花が入っていたこと。
野菜じゃなくてなんで花……? 不思議に思ったのですが、
メモを見ると「チャイブの花 薬味として使えます」とありました。
チャイブの花って初めて見たのですが、レンゲの花みたいなきれいな色。
食べちゃうなんてもったいなくて、2〜3日はコップに差して
リビングに飾らせていただきました。
そのあとで花びらを摘み、サラダに散らしてみたら、アラ不思議!
ほのかにねぎのような香りがします。
ならばと冷や奴にのせたり、味噌汁にも散らしてみましたが、
ねぎよりは上品、おいしいものですね。驚きました。
さて、今回のお料理はそろそろ終わりの蕪を使ったレシピです。
蕪の旬は11月、12月くらいから5月いっぱいくらいまで。
暑い時期になると土の中の虫たちが活動をはじめ、
蕪の表面に虫が走った跡がつくのだとか。
「だからって土壌の洗浄をしたりするんだけど、
うちではそれはしたくないからね。夏場は蕪はやらないことにしてるんだよ」と
海老原さんが電話で教えてくれました。
ということで、次の季節が来るまでしばしお別れのラスト蕪。
大好きな蕪で何を作ろうか迷ったのですが、実をすり下ろし、
塩もみした葉っぱと混ぜて大根餅風のおかずをこしらえました。では作り方。
☆おろし蕪の大根餅風
材料:1人分
蕪 大1個、または小2個(150g)
塩 ひとつまみ
片栗粉 大さじ2
ごま油 適量
1、
蕪の実はおろし金ですりおろします。葉はざく切りにしてボウルに入れ、
塩を馴染ませて1〜2分置き、水分をギュッとしぼります。
2、
1の蕪おろしと蕪の葉を合わせ、片栗粉を混ぜてたねにします。
水気が多くても大丈夫。
3、
フライパンにごま油を熱し、2のたねを流しこみます。
中火で熱し、片面が焼けたら裏返し、蓋をして弱火で3分くらい。
最後に蓋を取って火を強め、カリッと焼き目をつけたらOK。
食べやすく切って盛りつけ、酢醤油などをつけていただきます。
大根餅よりやわらかな甘い味わい。
モチモチボリュームもありますが、さっぱりしていてもたれませんよ。
酢醤油にラー油を垂らしたり、豆板醤を少し入れても刺激的なおいしさです。