My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『甘くて優しい日々のこと』 若山曜子さん のMy Precious Kitchen
- 第6回前編 12.07 アップ
Text : Rumiko Igaki Photo : Urara Nakamura
- よく使うものはディスプレイのようにさりげなく収納
- 頻繁に使うものはできるだけ目につくところに置くようにしていると言う若山さん。 「見えないところにしまうと使わなくなってしまいますからね。もちろんごちゃごちゃしないように気を付けてはいますが、どちらかと言えば使いやすさを優先しています」 使用頻度の高いスパイスや調味料、キッチンツールは、壁面に渡らせたバーにラックやS字フックなどと組み合わせて吊り下げています。そのさりげなさがまた素敵!
- シンクのフロント部とキッチンカウンターは乳白色、冷蔵庫はステンレスの質感とお揃いのシルバー、キッチンカウンターの引き戸と吊戸棚のフロント部は木目…と、主な色は3つに抑え、全体の印象をぐっと引き締めています。 「元々のフローリングの色から考えました。やはり色数は制限したほうがすっきり見えると思います。キッチンの場合、清潔感も大切ですしね」 写真の手前に見える筒状の物体は、世界的な人気を誇るオランダ・brabantia(ブラバンシア)社製のダストボックス。結構な大きさながらもスタイリッシュなデザインで、インテリアの邪魔をすることもありません。 「足でフタを開け閉めすることができるので、手がふさがりがちな調理中にはとても助かります。密閉性も抜群で、臭いが漏れることもないんですよ」 キッチンに窓はありませんが、隣のダイニングにある大きな窓から日差しが差し込んで、取材時もキッチンを優しく照らしています。つい長居してしまいたくなる、心地良さはこんなところにもあるかもしれません。