My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所

みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。

Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p), Suga(前編3p)

スガさん週末の作り置きレシピ

おいしいものと、酒と料理と音楽好きの働くお母さん。働きながら子育てをしていた経験を活かし、週末作って平日食べる作り置きレシピを紹介したブログ「週末の作り置きレシピ」は、調理のコツがわかるよう写真もたっぷりで大人気。最新刊『身につく作り置き 料理の腕がぐんぐん上がる』(セブン&アイ出版)が好評発売中。

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約2畳のキッチンが「最高の空間」なワケ
「最初こそ、せまっ!と思いましたが、2週間もするとこれは最高の空間やわ~、となりました」というスガさんのキッチン。
関西から東京に単身赴任中のお住まい。約2畳のコンパクトキッチンは、「手の届くところに何でもありますから、動作が最小限で済んで台所仕事が疲れにくいんですよ」。油やホコリで汚れないよう、壁に調理器具はかけず、調理器具は必ず引き出しやシンク下や棚に収納するのが収納のルールです。

粉類や乾物は冷蔵庫と冷凍庫にストック。じつは、この冷凍庫が“調理器具”に。「カットしたきのこや玉ねぎを冷凍して、細胞を壊すんです。冷凍したきのこを煮ると、すぐにきのこ全体の旨味を作る酵素が働き始めて旨味成分がアップします」
玉ねぎも一度冷凍すると余分な水分が抜けて、「甘味と旨味が凝縮されるのでフフッとなる位においしく仕上がりますね」。おいしくて時短にもなるなんて、すぐにでも真似したい理系なチョイ技!
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シンク&コンロまわりは、汚れがすぐに洗い流せる、そして拭き取れるように何も置かないのが基本。唯一、外に出してある見た目は木製、じつはゴム製のまな板は、「汚れ落ちと水はけの良さが心地よくて。アクの強い野菜を切った後はもちろん、魚や調理済みの肉を切った後でも難なく次の工程に移れます」
その下の収納スペースには、鍋やボウル、計量カップ、調味料や消毒用アルコール、ストックバッグなど「自分が把握できる物と量を収納しています」

そして、作り置きおかず作りに便利なのがこのコンパクトなシンク。長年愛用のアサヒ軽金属の鍋を置くと丁度、栓の代わりになって水が溜められるんです。
作り置きおかずは、いきなり冷蔵庫に入れると冷蔵庫の温度が上がり食中毒の元に。そこで、シンク(鍋より一回り大きい鍋やボウルてもOK)に水をはったところに、「調理した鍋ごと入れて冷やし、かき混ぜて酸素に触れさせながら冷まします」。食中毒の原因のひとつ、ウェルシュ菌対策はこうして空気に触れさせることが大切なんだとか。またまた理系なチョイ技です!

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