My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『東京オカザキッチン』 オカザキッチンさん のMy Precious Kitchen
- 第38回 後編 08.21 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Okazakitchen(前編3p)
- まだまだ進化させていきたい「部屋作り」
- 「誰かが遊びに来た時に『ずっと居たくなる部屋』」を目指したいです」というリビングダイニングは、くつろげるカフェ風インテリア。地元・湘南にいくつもあるオーガニック系カフェをイメージして、「そんな雰囲気をこのコンクリートジャングル東京でも出せたらと思っています」。
そこに欠かせないのが、「インドの廃材を組み合わせた一点もので、デザイン性にひとめぼれして衝動買いしてしまいました」という味のあるテーブルと、東京中の家具屋を探し回ってたどり着いた2シーターのレザーのソファ。片側だけ使いすぎて劣化するのが怖くて、「今日は右ね、明日は左よと、交互に座る位置を変えているあたり、ソファに媚を売っている自分が嫌になります」。そこまで愛されているソファ、うらやましいですね。
- ブログイベントをしかける「名プロデューサー」
- 「もともとはUKロックが好きだったのですが、最近は専らクラブミュージックです」と、リビングダイニングの一角にずらり並んだCDたち。音楽にインスパイアされてキッチンに立ちたくなることもよくあるそうで、「鍵盤やアコースティックギターなどの柔らかい音に穏やかなボーカルを乗せたような邦楽を聴いていると、ビールとカレーを食べたくなります」。音楽のウンチクとレシピが絶妙につながるブログも秀逸です!
そしてブログといえば、季節ごとにプロデュースする「ブログジャックイベント」も話題に。「仲良くしていただいている料理ブロガーさん方に、共通のテーマで作ったオリジナル料理の記事をアップしていただきます。それらを僕のブログでひとつの記事としてまとめる、というものです」。
「春のスタミナ祭」「冬の漢汁祭」・・・と、イベントには毎回30人近いブロガーさんが名を連ねます。読んでいても楽しいイベントですから、参加されているみなさんはきっとその何倍も楽しんでいるはず。
軽快なブログの文章そのままに、お洒落で料理上手なのにちっとも憎めない。こんな友だちがいたらおもしろい話をいろいろ聞かせてもらえそう――。ブログイベントで多くのブロガーさんが集まってくるのも納得のナイスキャラ。ブログの世界を超えて、オカザキッチンさんの「センスと遊び心」を感じられる場は増えていきそうです。