My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所

みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。

Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Kamekichipapa(前編3p)

かめきちパパさんSAKE TO RYOURI

調理師免許をもち、主夫として毎日台所に立つ中から生まれる、楽しく作って、楽しく食べる、そして楽ちんに作る「楽うま料理」が人気。奥さま、2人のお嬢さんたちのレシピへの愛あるコメントも楽しいブログ「SAKE TO RYOURI」、『かめきちパパの毎日ごはん』(毎日新聞大阪本社版)の連載も大好評。『かめきちパパの楽うま毎日レシピ』(宝島社)が発売中。

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理想の収納力を生んだ「かめきちスクラップファイル」
今や10万番台の方も珍しくないレシピブログの会員番号。そんななかで今回はIDナンバー66番、レシピブログでも超ベテランブロガーの1人、かめきちパパさんのキッチンを拝見です。3年前にリフォームしたナチュラルな色合いのキッチンは、とにかく収納力が自慢。「見せる収納ではなく隠す収納ができるのが、手抜きな私には嬉しいところです」。
シンク&コンロの側には調理器具や食材を、背中側のキッチンボードには食器を収納。引き出しの奥行きや深さ、隙間なく収まっているキッチンボードや冷蔵庫は理想的で、「こんなコンパクトなところでこんなに入るの?」と自分でも初めは驚いたとか。

じつは、この理想の収納力を生んだのが、かめきちパパさんお手製のスクラップファイル。部屋の間取りをはじめすべての家具や家電のサイズを測り、それぞれ写真と一緒に一冊にまとめたもので、これを見ればどこにどれくらいの大きさのものが収まるのか、ひと目でわかるすぐれもの。リフォームのときにも大活躍したそうです。こうして自分が使うもののサイズをきちんと把握しておくことも、夢のキッチンづくりの第一歩なんですね。
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「作業しているとき、すべてのものが手の届く範囲に置くようにしています」というかめきちパパさんのキッチンの自慢のひとつが、使うときだけ引き下ろすビルトインタイプのスパイスラックです。
「リフォームするとき、このスパイスラックがあったのでこのメーカーにしたくらいです」というほどのお気に入りで、中には常時20種類くらいのスパイスがスタンバイ。究極の見せない収納、これは本当にうらやましい!「やっぱりよく使うのは塩と胡椒。胡椒は黒胡椒をよく使いますよ」。

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