My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『野菜ソムリエみいさんのmamaクック』 立原瑞穂さん のMy Precious Kitchen
- 第28回 後編 10.17 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Mizuho Tachihara(前編3p)
- 緊急!家族会議。テーマは「ダイニングテーブル」
- ダイニングも大好きな「Hawaii」をテーマに、ご家族みんなが大好きで楽しく落ち着ける場所に。木の素材感を活かしたシンプルなダイニングテーブルはそんな雰囲気にぴったりです。
このテーブル、「某ショッピングモールで、通路に休憩スペースのような形でレイアウトされていたものに惹かれて」という出会いから、「急遽、家族全員にイスに座って、家族会議→その場でお買い上げ。決してインテリアを見に寄ったわけではなかったのですが、惚れてしまいました・・・」。自分の好きなテイストが固まっているからこそ、こんな運命的な出会いも演出できてしまうんですね。
椅子は以前から使っていたもので、「惚れる椅子にまだ出会っていないので出会いを求めています(笑)」。
- “親と子の食育”を楽しく伝えたい
- 立原さんは野菜ソムリエの最高峰「シニア野菜ソムリエ」として活躍中。黒いエプロン、スカーフ、そしてバッチの3点セットがお仕事の正装です。
もともとは、産休中に家族のためになれば・・・という気持ちで野菜ソムリエの講座に参加。「そのうちに、野菜の魅力を人に伝える仕事にはまってしまい、夢中で11年半走り続けているような状態です」。親子の食育を軸として活動するなかで、「嫌いな野菜が食べられるようになった、食べることを楽しむようになったという声を聞くたびに、やりがいを感じています」。
「野菜ソムリエの野菜ぎらい克服塾」のメインキャラクター「トマトちゃん」も立原さんの相棒です。保育士をしている妹さんお手製のぬいぐるみは食育教室でも子どもたちの人気者。
「これまで以上に“親と子の食育”が当たり前になることをめざして、もっともっと知識と経験を増やして、自分自身も楽しみながら活動を続けていきたいです」。
ソムリエスカーフの巻き方にもこだわって、キャビンアテンダントの「バラ巻き」をアレンジ、「紫キャベツ巻き」と命名した立原さん。こだわりと、やっぱり遊び心も忘れないそのスタイルが、キッチン、お仕事、そして毎日の暮らしを輝かせるコツなのかもしれません。