My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『ビジュアル系フード』 山本リコピンさん のMy Precious Kitchen
- 第27回 前編 09.05 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Yamamoto Rikopin(前編3p)
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フードコーディネーター。簡単&手軽に作れて見た目がカワイイ料理のレシピを公開するブログ「ビジュアル系フード」のタイトルそのままに食べ物のビジュアル感にただならぬこだわりを持ち、雑誌や企業へのレシピ提供なども行う。初となる単独レシピ本『ごはんがすすむ!!! 山本リコピンのうちごはん』が発売中。プライベートではブログにも登場する娘さん“チビモン”のママ。
- 自称“盛り付けおたく”が憧れる理想のキッチンって?
- 南向きのリビングの窓からやわらかな風がよく入る山本リコピンさんのお住まい。引っ越して5年、L字型のカウンターキッチンで、ご自身を“盛り付けおたく”と呼ぶリコピンさんのビジュアル◎のレシピは生まれています。
ガスコンロ、そしてお気に入りの埋め込み型ガスオーブンがある側は作業スペースとして活躍。「作業台は広々と使えるようにあまり物を置かないようにしてます」というものの、「意識している収納のルールはなく、空いているスペースにうまくハマったものを入れていくやり方です」。それでもすっきり収まってしまうのは、ご自分のキッチンを隅々まで知り尽くしているからなんですよね。
右の壁に立てかけられたカッティングボードや木のお皿をはじめ、あちこちに置かれた木のキッチングッズは、「ナチュラルカラーの木材を基調とした、マーサ・スチュワートが立っているようなキッチンにただならぬ憧れがあって」というリコピンさんのこだわり。「マーサを目指すんなら木は露出させていかないと、と思ってます(笑)」。
シンク側の吊り戸棚には、「寿司桶や重箱、大皿など、年に1回登場すればいいような大物たちが陣取っています」。背の高い位置にだけ、表面だけ見えれば何かがわかる大きな物を入れるようにしているというわけです。
その下の食器が並ぶ棚は、じつは大型の食器乾燥機!ただし、「食器を洗ってふせておくと自然に乾いているので、乾燥機能はあまり使ってません・・・」ということで、今では大型の収納スペースに。この日もご家族3人で朝ごはんに使った食器、ばっちり乾いていました。
お気に入りのキッチングッズは、「結婚したときに母が作ってくれた名入り包丁です」。ずっしりしていて切れ味抜群なのですが、「もったいなくて普段使いがなかなかできず、白髪ネギなど細かな切り作業の時にだけ登場してます」。もったいなくて使えないというその気持ち、よくわかりますよね。