My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Sakanayasan(前編3p)
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創業54年の魚屋 「鮮魚 魚武」の三代目。テレビ、書籍、雑誌、WEBなど様々なメディアで活躍中。ブログでは魚介を使ったレシピや、プロならではの魚介の捌き方も写真付きで紹介! 『魚屋三代目の魚レシピBEST100』(エイ出版社)が発売中。
- シンクは2つ!“魚のプロ”の贅沢キッチン
- 50年以上続く魚屋さんの三代目、さかなやさん。この道20年という魚のプロ!のご自宅のキッチンは、なんとシンクが2つという贅沢仕様です。「母と妻と三人で料理をすることが多いので、すれ違えるように広めの空間と使いやすい動線が気に入っています」。省スペース、なんて言葉が必要ないほどの憧れの大空間です。
吊戸棚、引き出しと数えると20はあるたっぷりの収納スペース。ガス台の側にはフライパンや鍋、火を使う時に使用する調理器具を中心に収納されています。なかでも圧力鍋は、さかなやさんのお母さんが昔からお使いだったという逸品。「今も現役で私も愛用しています。丈夫だなコレ~」。
キッチンの角にはオールドファンも多い「赤玉ワイン」のボトルを発見!「こだわりというか、赤ワイン料理を使う時とき、特に煮込み系などは“赤玉”を使うことが多いかな」。優しい甘みで、渋みが少なくまろやか。「普通は酸味や渋みを和らげるために一晩寝かせなくちゃいけない赤ワイン煮込みなどでも、これなら朝から作ってもその日のうちに美味しく食べられるんです」。お値打ちなところもポイント高いですね!
対面にはアイランドスタイルのシンクと調理台が。「二人で洗い物や仕込み作業をしても快適!ダイニングを見渡せるので、家族と話ながら料理ができることも嬉しいです」。料理の下処理や味付け、盛りつけはこちらで行います。
「使いたい調理器具やスパイス、調味料など、調理中は動き回らずになるべく手が届く場所に!」というだけに、こちら側には調味料や香辛料、トマト缶などの缶詰系を中心に収納。すっきり片づいた調理台には、ナンプラーやヌクマム(ニョクマム)、コリアンダー、ターメリックがひとまとめ、ハーブ系のスパイスがひとまとめ、そしてお肉料理用に数種類のペッパーやシーズニングがひとまとめ・・・と、種類や使う料理ごとに調味料が分かれてセットされています。これは使いやすそう!