【重要】「レシピブログ」サービス終了に関するお知らせ

My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所

みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。

Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p), Satomi Yugi(前編3p)

  • 拡大
まるでギャラリーのようなダイニング
「まわりを家に囲まれて日当りは十分とはいえないのですが、天窓のおかげでとても心地よく過ごせます」。初めからそこに据えつけられていたようにお部屋にマッチしたテーブルと椅子はgleamのもの。「友人が手がける家具なのですが、アイアンの脚以外は全てインドネシアの廃材で作られています」。
古い家、使われなくなった線路の枕木、カヌー(船)などもともとあった傷や色などがとても味わい深く、「ひとつの役目を終えて、海を渡り、巡り巡ってここにテーブルや椅子として在る。なんとも不思議な気持ちになります」。たしかに、触れてみると懐かしい温もりを感じました。
壁にある絵は画家でもあるパートナー、馬場敬一さんの作品。「段ボールを使ったアート作品なのですが、部屋にすっと馴染んでいてとても気に入っています」。
「さときっちん」のはじまり
もともとカフェで接客や店舗の立ち上げなどに関わっていた柚木さん、「カフェプランナーとしてメニュー開発などにも携わっていくうち、料理の世界へと興味の対象が変わっていきました」。
「その頃、自宅に友人たちを招いてのごはん会(通称“宴”)を頻繁に開いていて、料理を教えてほしいという声を聞くようになったんです」。自宅でお友だち相手に始めた料理教室、それが現在の「さときっちん」のはじまりなんですね。
畳をはがし、床をぬいて壁を壊し・・・と、お友だちと一から手がけた家作り。外に掲げた「さときっちん」の看板も、じつは家のリフォームで出た廃材を利用したものだそうです。「板と味わいのある真鍮を使おうとパートナーがひらめいてくれました」。
「お教室では味噌作りなどちょっとしたイベントのようなこともしてみたいです」という柚木さん。素敵な人やもの、そして美味しいものが自然と集まって、それがもっと楽しく、もっと美味しくなっていく。手作りのキッチンには、そんなわくわくする力が隠れているようです。
  • 拡大

↑PAGE TOP