My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『勇気凛りん料理とお菓子 rinrepi』 勇気凛りんさん のMy Precious Kitchen
- 第18回 前編 12.06 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p), Yuuko Kishida(前編3p)
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2008年より始めたブログ「勇気凛りん料理とお菓子rinrepi」が人気に。長いアメリカ生活の中で身についたちょっと目先の違う和食や、どこの家にでもある食材を斬新な感覚で組み合わせる料理が得意。万能調味料ハチミツみそを使った『凛りんさんちのハチミツみそレシピ』(飛鳥新社)が発売中。
- 『見せる収納』は苦手、理想はすっきりしたモデルルーム風
- 晴れた日には東京スカイツリーや富士山まで見渡せるまさに“天空のお部屋”。勇気凛りんさんがこのベイエリアのマンションに引っ越されたのは4ヵ月前のこと。キッチンはダイニングにつながる独立タイプです。
以前はオープンカウンタータイプにこだわっていたそうですが、「このタイプも実際に使ってみるとかえって落ち着いて料理に専念できて、忙しいときには多少散らかしたままでもリビングやダイニングで一休みできるのもいいですね(笑)」。
「もともとすっきりとした空間が好きで、自室、リビング、ダイニングにも余計なものは一切置かないんです」という凛りんさん、「『見せる収納』が苦手」というだけにすべてをしまい込んだキッチンは本当にスッキリ。「アメリカ人のキッチンがまさにこんな感じで、どこのお宅もここはモデルルーム?というくらいにすっきりしていました」。
長くお住まいだったアメリカのライフスタイルは、こんなところにも生かされているんですね。
こちらはシンクと向かい合うように据えつけられた、シンプルなキッチンボード。調理台としても使えるよう某キッチンメーカーのショールームに何度か足を運んで選んだもので、「家具屋で探したキッチンボードは使い勝手が工夫されすぎていて、すっきり好きの私には必要のない機能が多すぎたんです」というこだわりも。「調理中、背中にこのスペースがあるのは本当に便利!」。
凛りんさんのお菓子作りに欠かせないスタンドミキサーは、レシピコンテストのグランプリを初受賞したときに買ったという思い出の品。ファイヤーキングのジェダイのボウルは、「サラダやバゲットなどを入れ、食器としても大活躍してくれるお利口さん。思い出の1stファイヤーキングです」。