My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『クモノイト食堂。』 ささきのりこ。さん のMy Precious Kitchen
- 第15回 前編 09.06 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p), Noriko Sasaki(前編3p)
- ひっそり籠れます!特注のカウンターキッチン
- 「著名な方ばかりのこのコーナーに何故か出させて頂くことになり、おはずかしいかぎりですが、本当に光栄です。じつは料理をしているところを見られるのが苦手で・・・」と、ささきさんの意外なつぶやきから始まった今回の取材。春には川沿いの桜並木が華やかという街の一戸建てに、ささきさんがご家族と引っ越されたのは4年前のこと。
「家を買ったとき、キッチンにこっそりと籠れるようにカウンターにガラスの引き戸をつけてもらいました。ダイニングに人が集まるときなどこそこそ隠れるのに助かってます」。写真では左半分が空いているガラス戸。これを全部閉めると、たしかにキッチンのささきさんはシルエットしか見えません!
キッチンのMYルールは?「しまい込むと忘れて使わなくなるサザエさん的おっちょこちょいなので、道具はすべて表に出しています(笑)」。クロス張りだったキッチンの壁はタイルに変更、棚を据え付けて見せる収納を徹底されています。
「どうしてもこのタイプが欲しかった」というお気に入りのコンロは、格子状の鉄の枠があってどこか愛らしい雰囲気。野田琺瑯のブルーのケトルもコンロにお似合いです。「調理中、わざわざ鍋をおろさずに脇によけることができて本当に便利です」。
コンロの上のスペース、一番手の届きやすい所には調味料ラックが。「熱が回りやすい場所なので、調味料入れは蓋ができてなるべく耐熱のものを使っています」。