My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p), Koharu(前編3p)
- 突っ張りラックで収納力アップ!
- シンクと壁の間の狭いスペースを有効活用した突っ張り型のスパイスラック。スパイスブログでスパイス大使を務める小春ちゃん、こちらには調味料がずらり。それでも「調味料は毎日使うものだけをここに出していて、それ以外は冷蔵庫に保管しています」
下の段の一番右、スイーツが入っているような木の箱は「スパイス大使の今月の宿題のスパイスや、レシピ開発で使わないといけない調味料を入れるようにして、常に目がつくところに置いています」という“スペシャルトレー”。ここだけは毎月違うスパイスがスタンバイしています。 お子さんもお手伝いでキッチンへ。「子どももよく使う塩こしょうや醤油などは、とりやすいよう下段に入れています」
そしてここにもブログに登場するかわいい脇役を発見!上の段の右、ハウス型の小物入れです。「ふだんは一味唐辛子を入れていますが、撮影のときに赤い色合いが少ないときにはお料理の隣で小物としても活躍してくれます」
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- ダイニング側の食器棚、撮影用のクロスなどをまとめた棚で見つけたのは、ブログでも見かけたカラフルな花柄の食器たち。「これはニョニャウェアといって、シンガポールに旅行に行ったときに手に入れたものです」
プラナカン食器とも呼ばれるこのニョニャウェア、現地で「タクシーの運転手さんも道に迷ったんです(笑)」という窯元まで出向いて買った貴重なもの。ちなみにそのときのブログがこちら。
「ニョニャウェアは現地の方でもお正月やおめでたいときなどにしか使わない物らしいのですが、せっかくなのでうちでは中華料理になるといそいそと出してきてセッティングしています」。買ったときのことや、持ち帰ってきたときのこと。そんなストーリーいっぱいの食器たちでいただくごはんって、また格別です。
- シンク下の収納スペースは、「一番取り出しやすい場所なので、よく使う鍋やフライパン、ボウルなどをパズルのように隙間なく収納しています」
とくに上の段の鍋はスリートップ。左から3段重ねでコンパクトに収納できる十徳鍋、センターの赤い圧力鍋オースプラスは「ガラス蓋を使うと普通の鍋として使えるので、しまい込むことなく重宝しています」
そして右、パールグリーンの鍋は無水調理できて人気のバーミキュラ。「ご縁があって発売前から使っているもの。ホーローがかけたのをリペアしていただいたり、メンテナンスもしっかりしていて気に入っています」。ごはんを炊いたり、水を入れずに野菜たっぷりのスープをつくったり、やさしい色合いでこのまま食卓にも出せるのも◎です。