My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪MaKitchen』 柴田真希さん のMy Precious Kitchen
- 第29回 前編 11.07 アップ
Text : Shunsuke Ohno Photo : Urara Nakamura(前編1~2p、後編1~3p),Maki Shibata(前編3p)
-
柴田真希さん『管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪MaKitchen』
管理栄養士。(株)エミッシュ代表取締役、Love Table Labo.代表として、テレビ出演をはじめ、さまざまな書籍やWEBサイトにレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーのコンサルや飲食店のプロデュースなどを手がける。雑穀好きが高じて立ち上げた雑穀ブランド「美穀小町」も話題に。『やっぱり、塩レモン!魔法の調味料で作る絶品レシピ』(河出書房新社)が発売中。
- プロ仕様なのに、どこかやさしい「マキッチン」
- 真希さんのキッチン、だから「マキッチン」。スタッフのみなさんからこう呼ばれて親しまれている柴田さんのキッチンオフィスは、レシピの試作や撮影で毎日フル稼働です。
「私だけでなく、多くの料理家さんやスタッフが使うので、できるだけわかりやすく、シンプルにモノを置くようにしています」という真っ白なカウンターキッチンは、とにかくスッキリ。作業スペースが多いので調理や盛りつけのしやすさは申し分ありません。自分以外の、たとえば家族やお友だちが急に使っても何がどこにあるかがわかる。キッチンを整理するときのテーマをまたひとつ見つけた気がしました。
そんなプロ仕様のキッチンながら、じつは特別な調理器具などはあまり置いていないという柴田さん。「わたしがレシピを提案したい相手は本当にごく一般な主婦や一人暮らしの方。最低限のもので、忙しくても、簡単でおいしく、健康に、キレイになれるお料理を提案したいんです」。キッチンアイテム選びも、「ずっと使えるものを、大切に。あまりモノを増やさない」がルール。このやさしさも、柴田さんのレシピの人気の秘密なんですね。
いざ調理や撮影が始まればかなりの量の鍋やお皿が並ぶ分、「コンロ周りもふだんはフライ返しやお玉など最低限のものを置くだけにしています」。
コンロの上には、ひと際目を引くシャスールの淡いグリーンの鍋。「シャスールのお鍋は色がキレイで、完全に見た目に心を奪われて購入しました(笑)。よくお家パーティーをするのでそのまま出せてもオシャレに見えるので便利です」。この日も美味しそうに炊き上がった雑穀ごはんが、鍋のままテーブルに運ばれていきました。
立てかけられているジョゼフジョゼフのまな板も、「色ごとに野菜、肉、魚、加工済みと4種類を分けて清潔に使えて、収納もしやすいですよ」というお気に入り。「食品衛生も嫌というほど勉強したので、まな板の使い分けとかつい神経質になるんですよね(笑)」と、さすがは管理栄養士の資格をもつ柴田さんです。