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体にうれしい！おうちで楽しむ薬膳ごはん

体にうれしい！おうちで楽しむ薬膳ごはん

清水えり

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。ブログ「SAI dining Fani」も好評、執筆中

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ごほんときたら、葛根湯？の前に・・・おせちにもおすすめ

今年ももうあと数日・・・
昨日スーパーに行ったらお正月の買い出しのお客さんで混んでる混んでる！

みなさんおせち作りにがんばっているころでしょうか。。
（大掃除の合間に・・？）

そして、今年はクリスマス寒波からの年越し寒波で
ぐぐっと寒い日が続いています。

ただでさえ体調を崩すことの多い年末年始、人ごみに行くことも多いので
風邪には気をつけたいもの。
ですが、引いてしまったら早めの対処が大切です。

風邪のひき始めにおすすめなのが金柑！

１２月から2月ごろまで出回っていて、
おせちにも金柑の蜜煮が入りますね。

金柑は中国にも似た果物があり、古くから風邪の民間薬として食べられていました。

特に皮の効果は高く、止咳化痰といって、咳を鎮め、痰を消す働きがあります。
免疫力をアップさせたり、
粘膜を強くするビタミンCも皮の方が豊富に含まれています。

全体としては理気と言って、気の巡りをよくし、ストレスを和らげたり
血行をよくして末端の冷えを温める働きがあります。

風邪予防にも、風邪のひきはじめにもお勧めの食材です。

＜大人の金柑蜜煮＞

◎材料◎
金柑：30個ほど（３００g）
水：適宜
白ワイン：１/２カップ
甜菜糖：：８０g
はちみつ：２０g
りんご酢：小さじ１
黒粒胡椒：小さじ１
カルダモン：3粒

①金柑は縦に８箇所切れ目を入れる。

②鍋に入れ、ひたひたの水を加えて弱火で煮る。

　蓋をして、煮立ってから１０分ほど、皮に透明感が出るまで茹でる。

④白ワインと甜菜糖、カルダモン、胡椒を加え、弱火でさらに１０～１５分、
　箸で挟んでみて、柔らかいなと感じるくらいになったら火を止め、
　蜂蜜、りんご酢を加え、蓋をして一晩なじませる。

③再びひと煮立ちさせてから保存容器に移す。

＊今回はいい成分を捨てたくなかったので、
　ゆでこぼしてあく抜きはしていません。
　が、苦味やえぐみは気になりませんでした。

今回のレシピは砂糖が少し控えてあるので、長期保存にはむきません。
１週間から１０日で食べきるくらいで・・・

このシロップも香りがよくて、お湯割りにしたり、
スパークリングで割ってもおいしくてオススメ！

お湯割りは体を温める効果も高いので特にいいですよ～。

胡椒は温裏と言ってお腹から体をあたためる作用があり、
カルダモンは水の巡りをよくしたり、気の巡りをよくする作用があるので、
金柑の効果をさらにアシストしてくれます。

つやつやとして、おめでたい感じなので、
おせちのひと品にぜひ作ってみてくださいね！

＜本日の薬膳食材＞

　　金柑

　性質：温
　味：皮：苦・鹹　実：甘・酸
　帰経：肺・脾・肝
　分類：理気

（性質などについてはこちらを参照）

今日も見てくださってありがとうございました！
よかったらブログの方も遊びにきてくださいね♪

SAI dining* http://ameblo.jp/fani0912/

今年はこれで最後の記事です。
見てくださる皆様、本当にありがとうございます！

皆様よいお年をお迎えくださいね。

２０１４年もよろしくお願いいたします！

国際中医薬膳師　清水えり

2013年12月28日 23:58 | この記事のURL | コメント(0)

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