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izumimirunの野菜修行

2012年8月をもって連載を終了させて頂きました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

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海老原ファームの野菜たちとの出会いとアスパラガスの素揚げ

こんにちは! izumimirunこと、庄司いずみです。
野菜を愛して、野菜を料理しています。

 

野菜ばかり食べてるのでベジタリアンと言ってもいいのかもしれませんが、
胸をはっての主義主張ではなく、たんなる食いしん坊の野菜好き。
それが高じて始めた”野菜だけ生活”ももう10年以上。
ブログで野菜だけのお料理を紹介させていただくようになってからは、
3年が過ぎました。

 

ブログを見てくださっている方ならご存じかもしれませんが、
主菜も副菜もスープや汁物、デザートも。私の食事は野菜ばかり。
来る日も来る日も野菜をモリモリ食べているのですが……。
私がどれだけ野菜好きかをよくご存じの、レシピブログのCHIEさんから
「栃木にある海老原ファームさんにご一緒しませんか」と
お誘いいただいたのは3月のこと。

 

「なんだかすごい農家さんらしいですよ〜。すごくこだわった野菜作りを
してらっしゃるんですが、一般の小売はしてないとか。
東京で海老原ファームさんの野菜が食べられるのは、
ニューオータニにあるレストランのほか数軒のお店だけ。
滅多に食べられない、とびきりのお野菜をいただけるチャンスですよ!」。
こんなこと言われたら、行かないわけにはいかないではないですか?。

 

行ってビックリ、食べてビックリ。
世の中にこんなにおいしい野菜があっただなんて!?
正直言って衝撃でした。
 まず畑の景色からして、普通の農家さんとは違うんです。
普通の農家さんなら、ねぎならねぎ、きゅうりならきゅうり、
レタスならレタスと、限られた野菜を作っておられるのですが、
海老原さんのところではナント! 年間にして100種類近くもの
野菜を作られているのだとか。

 

 

izumi01.jpg

 

たとえば、ほら! レタスを栽培しているハウスでも、
1種類のレタスではなく、色や形もさまざまのいろんなレタスが一緒に育てられてます。見た目もお花畑みたいできれいだし、そのハウスでちょんちょんと
レタスを摘んでいくだけで、カラフルなサラダボウルがすぐにできてしまうのです。

 

 


     

izumi05.jpg

 

熱意を持って農業に取り組んでおられる海老原さんは、
すごい技術をお持ちなのに少年のように純粋な方。
すぐに大ファンになってしまいました。
「無農薬だけにこだわっているわけじゃない」とおっしゃっていましたが……。
除草は手で行い、害虫駆除は薬草をブレンドした薬で。
野菜が糖分をしっかりため込むよう、水やりはギリギリまで減らす、などなど、
海老原ファームならではの技術に感心しきり。

 

そうして畑やハウスを案内していただいた後は、
海老原さんの奥様、そしてお嫁さんが用意してくださった
野菜料理の数々をいただくことになったのでした。

 

 

izumi02.jpg

 

もうもう……、言葉もありません。ただひたすら感動、です。
切っただけ、サッと茹でただけ、チャチャッと炒めただけ。
どれもこれも簡単な料理ばかりなのに、信じられないくらい甘くて、
おいしくて。それこそ洗面器一杯分くらいのレタスをむしゃむしゃ、
生の人参をポリポリかじってお腹いっぱい、幸せ?。


 

そうそう、食べながら思わず、「あ〜、体が洗われる?!」と
叫んだら、海老原さんが顔をくしゃくしゃにして笑われて……。
「野菜ばっかり食べてきた人にそんなこと言われたら、
こりゃ最高に嬉しいね?」だとか。たしかにそうです、野菜ばかり食べてきたのに。
でも、そんな私でも、海老原さんのお野菜を食べたら
体が喜ぶのがわかるんですもの……。


 

そんなスーパー農家さん、海老原ファームさんと私とのコラボ連載企画。
「海老原ファームさんの野菜を使って野菜レシピの連載をしませんか?」
とCHIEさんにご提案いただきましたが……。なんとも複雑な気持ちです。
嬉しい気持ち半分、「私に出来る?」と不安が半分、これが正直なところ。

 

そりゃあ何しろ食いしん坊ベジタリアンですから。
連載しているあいだ、海老原さんのお野菜を食べられるのはすごく嬉しい。
でも……。海老原ファームのお野菜は、野菜自体が圧倒的においしい。
へたに料理などせずそのまま食べた方がいいのでは?

 

はたして私の力量で、そのままで食べる以上に
おいしいレシピが提案できるのだろうか……。
考えるだけでたいへんそう。あーでも食べたい、いやいや、やっぱり私には無理?
でも、食べたい、やっぱり食べたい、このおいしい野菜をまた食べたい!
結局は、海老原さんの野菜を食べたい気持ちが、不安に勝ちました。
やっぱり私は食いしん坊です……。

 

それに、最高の野菜を生かすレシピの提案はたしかにたいへんですが、
裏をかえせばそれぞれの野菜の味や風味、おいしさ、個性、扱い方などを
学ぶ滅多にない機会。そうだわ、これは野菜修業、
「野菜をもっと知るように」と神があたえたチャンスかもしれない
ではないですか!?(←大げさ……)

 

 

izumi07.jpg

 

そして4月のある日。ついに来ました、最初の海老ベジ便。
みてください、この新鮮さ!レタスなどの葉物野菜も、アスパラガスも、
蕪の葉っぱ、人参の葉っぱにいたるまで、つやつやしてます。
緑鮮やか、箱を開けてうっとりです。

 

 


izumi04.jpg

 

これは海老原ファームさんで初めてであった野菜のひとつ、黒キャベツ。
イタリアの野菜だそうで、イタリアから種を持ち帰ってきて、
長年種をとりつつ育てていらっしゃるのだとか。
これ、キャベツと言いながら、キャベツとはまったく別物です。
柔らかで甘い普通のキャベツも好きですが、黒キャベツは野性的で濃厚な味、
歯ごたえもしっかりしています。茹でたり炒めてもカサも減らず、
アスパラにも負けないほどのコリコリした歯ごたえが加熱しても残るのです。
海老原ファームに訪れた時、即興で作ってみなさんに大絶賛されたのが、
この黒キャベツを油で炒めて塩味をつけただけの簡単料理。
絶賛されて恐縮なくらいでしたが……。
作った自分もびっくりのおいしさでした。


 

さてさて、連載1回目ということもあって語りたいことが多く、
長くなってしまいました。
最後に海老ベジを使っての今回のレシピをご紹介させてくださいね。

 

アスパラガスの素揚げ
   

izumi08.jpg     

 


材料:1人分
アスパラガス 5〜6本
オリーブオイル 適量
塩 適量

 

1 アスパラガスは根本の固いところだけ皮をむく。

 

2 オリーブオイルを熱してアスパラガスを素揚げする。

 

3 油を切って塩をふる。

 

あー、思いっきり熱く語ったわりに、
連載1回目からこんなに簡単なことでいいのでしょうか……。

 

言い訳になりますが、色々作ってはみたんですよ!
アスパラガスを茹でて和え物にしてみたり、煮てみたり、
サラダにしてみたり。そんな中で一番おいしかったのがコレ!

 

海老原ファームのアスパラガスは、
何ヶ月も水をもらえないスパルタ教育で育てられているから、甘みがすごい。
生でポリポリ囓って食べ尽くしちゃいそうなくらいおいしかったのですが……。
その甘みが揚げることでさらにギューッと詰まって、
もうもううっとりのおいしさでした。

 

普通にスーパーで売ってるアスパラでも、素揚げして塩をパラリはぜひおすすめ。
甘さが濃縮されるし、茹でたり蒸したりした時より
はるかにコリコリ歯ごたえがいい。熱々をはふはふ言いながらいただくと、
幸せなおいしさですよ!

2010年4月22日 13:44 | この記事のURL | トラックバック(0)

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撮影:鈴木正美
izumimirun

夫、長女と3人家族。フリーライターとして雑誌などで活躍する傍ら、お料理ブログ「vege dining 野菜のごはん」が大人気に。出産をきっかけに菜食に興味を持ち始めた野菜だけのオリジナル料理に注目が集まり、評判を呼ぶ。著書「izumimirunのvege dining 野菜のごはん」(扶桑社)「izumimirunの5分でできる楽vege弁当」が(大和書房)などが好評発売中。

海老原ファーム
(海老原秀正代表)

栃木県下野市の野菜農家。米と干瓢中心だったが、ガラス温室でのきゅうり栽培を きっかけに美味を追求する一流料理人との交友が拡大、現在では約90種類を生産する 日本でも有数の野菜農家となる。独自の栽培哲学と味の深さが話題を呼び「美味しい 野菜=エビベジ」の存在が浸透中。「味にこだわる野菜作り」を近隣農家にも提案、 「ウチメシ・プロジェクト」が進行中。(現在サイト構築中)

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