すてきに残そう、いつものごはん〜料理写真の撮り方〜


福岡拓

フォトグラファー。レタスクラブ、きょうの料理など女性実用誌を中心にふんわりとした空気感のある料理写真を撮影。おいしい物を食べるのも撮るのも大好き。
オフィシャルサイト:
http://www.takufuku.
com/



福原毅

フォトグラファー。主に広告分野で料理、食品、飲み物の写真を撮影。料理写真はちょっとしたコツでびっくりするほときれいに撮れます。写真が日々の生活を楽しくしてくれるお手伝いができたらうれしいです。
オフィシャルサイト:
http://www.takeshi-f.com/
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たっきーママさん

2015年2月をもって連載を終了させて頂きました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

三脚を使おう♪

こんにちは♪ 福原です。

今回は三脚のお話しです、


おうちで料理写真を撮るならぜひ揃えたいアイテムが三脚です。

重い、場所ふさぎ、面倒、そんなイメージがあるかもしれませんが、あるとないとでは大きな違いが。

三脚は手ブレを防ぐだけでなく、構図を決めていくときにも便利なんです。

いや、むしろこちらのほうが重要な役割だとも言えるんです。

たとえば、同じ構図のままちょっと盛り付けを調整したいとか、お皿の縁に付いたソースを拭き取りたいとき、

三脚を使っていれば素早くできます。

また、明るさを変えたいとき、ピントの位置を変えたいときにも便利です。

写真の秘訣は画面の隅々にまで気を配ること。

三脚を使って絵作りをしていると、手持ちでの撮影のときにもそれができるようになります。

上達への近道だと言えるでしょう。

それでは、拓さんの撮影風景で見てみましょう。




福岡家のヒミツ(撮影編2)


前回は器を並べているところまででしたね。


すでに拓さんが説明済みのこともありますが、復習もかねて外野から解説してみましょう。

同じ写真を使いますが視点が違うと新しい発見もあるはずです。

反復も上達への早道ですからね。



DSC_0062.jpg


もうちょっと美人さんの鶏肉がいいかなぁ・・・


カメラからの視線は実際と違うことがあるので形と焼き目が写真向きの鶏肉とトレードしました。

三脚を使っていると、こんな調整も楽チンです。



DSC_0066.jpg


ていねいに盛り付けを調整。目が真剣ですね(笑) でも、ここが重要なんです。

できあがりを勢いのあるままに撮ることも大切ですが、こういったひと手間が写真を引き立てるんです。

材料がわかるように、そして、その材料がきれいに見えるように盛り付けを微調整します。

ここでは鶏肉の焼き目を、シイタケは切り口を見せるようにしています。

もちろん全体のバランスも整えています。

初回のエントリーで「近寄って撮ることが多いのでちょっとしたコツが必要」と書いたのはこれなんですね。

食材の配置が数ミリ違うだけで印象がガラリと変わってしまうのが料理写真なんです。

三脚を使えば同じ構図のまま盛り付けを変えたバリエーションを撮ることもきます。手持ちだと微妙にアングルが変わってしまうし、時間もかかってしまい料理自体に勢いがなくなってしまいます。



DSC_0076.jpg


盛り付けと構図が決まったらレフ板で手前の暗さを補います。

レフ板の位置や角度は光の方向や料理によって変わります。

最初は、いろいろな位置を試して効果を確かめてくださいね。

効かせすぎると立体感がなくなってしまうので注意。

場合によっては使わない方がいいときもあります。




DSC_0091.jpg


シャッターを切ったら、必ず背面液晶でチェックします(この写真はライブビューで構図とピントをチェックしてるところですが・汗)

料理の味見とおんなじですね。

ここで明るさを変えたり、ピントの位置を確認したりします。

三脚を使えば構図を変えずに、いろいろな調整ができます。


まるで三脚メーカーの宣伝みたいですが・・・

それほど重要なアイテムだということでお許しを(笑)

カメラやレンズの違いより、料理写真の場合は三脚を使う使わないの差が大きいんです。


で、これで終わりじゃありません。

いよいよ本番です♪

お楽しみに。


〈つづく〉

2013年7月 6日 16:22 | この記事のURL | コメント(2)

 





コメント(2件)

三脚の三本の脚の他、真ん中のポールも長さが変えられますよね。概ねのコツとして、脚が長め、真ん中のポールが長めのいずれが好ましいのですか?

投稿者: 塩田ノア | 2013年7月 7日 02:15

ノアさん。
真ん中のポールはエレベーターと呼ぶのですが、これは微調整用と考えてください。
ある程度(15センチくらいかな?)伸ばしておいてから脚の長さを調整すると、上下にアングルを微調整できます。
風景系の写真の解説ではできる限りブレを防ぐためエレベーターは短めにと教えているようですが、料理写真では1センチの高さの差が印象を変えてしまうことが多いので前述の方法がオススメです。
ハンドルで高さが調整できるタイプが便利です。

福原毅

投稿者: cookphoto | 2013年7月 8日 12:35
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