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すてきに残そう、いつものごはん～料理写真の撮り方～

すてきに残そう、いつものごはん～料理写真の撮り方～

福岡拓

フォトグラファー。レタスクラブ、きょうの料理など女性実用誌を中心にふんわりとした空気感のある料理写真を撮影。おいしい物を食べるのも撮るのも大好き。
オフィシャルサイト：
http://www.takufuku.
com/

福原毅

フォトグラファー。主に広告分野で料理、食品、飲み物の写真を撮影。料理写真はちょっとしたコツでびっくりするほときれいに撮れます。写真が日々の生活を楽しくしてくれるお手伝いができたらうれしいです。
オフィシャルサイト：
http://www.takeshi-f.com/

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2015年2月をもって連載を終了させて頂きました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

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筒切りにしても向きはある！さんまキムチ炒め

こんにちは、拓です。

さんまが美味しい季節ですね。
塩焼きもおいしいですが、今日は筒切りをキムチで炒めてみます。

前回、さわらの切り身の向きのお話をしました。筒切りにも、もちろん向きがあります。
調理手順を追ってみましょう。

頭とワタを取り除いたさんまが2尾、頭がなくても頭が左の向きにパックされていますね。
いい魚屋さんは、向きを揃えてパッケージされています♪上下や左右がバラバラのパックで並べられていたら魚の扱いが良くないお店と思っていいですね。

筒切りにしました。さんまの全体像はまだ、つかめますね。

二切れ、向きを変えて並べてみました。
前2枚の写真を既に見ているので、右のピースは逆さに置いてある違和感を感じますね。
そう、筒切り状態だと左右はほとんどわからなくなりますが、上下は一目瞭然、色の黒いほうが背中、白いほうが腹です。

フライパンでキムチ、にんにくの芽と炒めます。
火が通ってくるとさんまの筒切りの表情ががそれぞれ違って個性が出てくるのが調理しているとわかります。いちばん表情のいいピースを盛り付けの主役にします。

調理開始前に器とカメラは既に窓際のいい光の入る場所にセットしておきました。
三脚にカメラを固定して、だいたいのアングル、構図はイメージしておき、盛り付けに入ります。

炒めものなので、丸皿にざくっと盛っていきます。整えすぎても不自然だし、素材のいろいろな向き、表情が見えたほうが魅力的な盛りになりますね。

できあがり♪
盛り付けの主役は、いちばん手前のさんま。この子の向きだけはきちっと上下を正しく盛って、あとの3ピースはランダムでOKです。主役の近くにキムチとにんにくの芽を見えるように盛り付けるのも大切です。使っている食材や、おいしさを伝えるための盛り付けですね。
しっぽの一切れは、腹側をカメラ向きも試してみて、写真の向きに決めました。

和食ではなくても、魚の向きは、やはり大切ですね。

2014年9月20日 10:40 | この記事のURL | コメント(0)