すてきに残そう、いつものごはん〜料理写真の撮り方〜


福岡拓

フォトグラファー。レタスクラブ、きょうの料理など女性実用誌を中心にふんわりとした空気感のある料理写真を撮影。おいしい物を食べるのも撮るのも大好き。
オフィシャルサイト:
http://www.takufuku.
com/



福原毅

フォトグラファー。主に広告分野で料理、食品、飲み物の写真を撮影。料理写真はちょっとしたコツでびっくりするほときれいに撮れます。写真が日々の生活を楽しくしてくれるお手伝いができたらうれしいです。
オフィシャルサイト:
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たっきーママさん

2015年2月をもって連載を終了させて頂きました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

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カメラについて(その1)

こんにちは^^

福原です。


今回はカメラについてお話ししましょう。

ちょっと難しい話もあるので興味がない方にはすみません。


料理写真に向くカメラとは・・・?

ずばり一眼レフと単焦点の標準レンズの組み合わせです。


料理写真ではボケを活かして空気感や立体感を表現することが多いんです。

それを実現させるにはこの組み合わせがベストなんですね。

ズームレンズ付きで一眼レフを揃えることが一般的ですが、

これだとボケ具合をコントロールする幅が少ない。

それに、写真独特の距離感を覚えるにも単焦点レンズがオススメです。


以前やった料理写真教室で拓さんがいいことを言いました。

「ズームレンズは三徳包丁のようなもの。刺身を引くときの柳刃、魚をさばくときの出刃には敵わない」って。

言い得て妙だと思いました。


コンパクトタイプのデジカメは料理写真に使えないのでしょうか?

という質問をよく受けます。

もちろんコンパクトタイプのデジカメ(以降コンデジと呼びます)でも料理写真は撮れます。

でも、コンデジはフィルムに相当する受光素子(センサー)が小さいんです。

これだと大きなボケを得ることができません。

ズームレンズがセットされているものがほとんどなのでなおさらです。

それに、スイッチを入れると広角側にセットされてしまうので、そのまま撮ると遠近感が誇張された写真になってしまいます。

コンデジの使い方は次以降にお話ししますが、包丁の例えから記念写真用と考えた方がいいと思います。


最近、流行っているミラーレスは?

メーカーによって違いますが一眼レフと同じAPS-Cという大きさのセンサーが搭載された機種もあり、画質的にはおなじ結果が得られます。

ただ、まだ発売されてから日が浅いので、料理写真向きのレンズが少ないのが難点です。

アダプターを介して一眼レフのレンズが付けられる機種もありますが、小さなボディという利点が薄れてしまいます。


一眼レフは大きくてボタンがいっぱいあって難しそう。

そう思っている方も多いはずです。

ところが、それがカンタンのヒミツなんです。

小さなコンデジやミラーレスで料理写真用の機能を呼び出そうとすると、メニューボタンからはじめて何段階かの操作が必要になります。

ところが一眼レフならワンタッチでそれができてしまうんです。

僕たちが「一眼レフはカンタン」と言う大きな理由はそこにあります。

光学式のファインダー(覗き窓)も明るくて見やすく、構図作りに便利です。

レンズも料理写真向きのものが揃っています。

また、市場に出まわっている数が多いので、中古でいいならお買い得なものがたくさんあるのもうれしいですね。


一眼レフにも二種類あります。

フルサイズと呼ばれる大きなセンサーを搭載したものと、APS-Cというひとまわり小さいセンサーのものがあります。

フルサイズの方が大きなボケを得るには有利ですが、値段的にも安いAPS-Cでじゅうぶんです。


_DSC5753.jpg


写真の上からコンデジ、ミラーレス、APS-Cサイズの一眼レフ、フルサイズの一眼レフです。

iPhoneと大きさを比べてみてください。

一眼レフには標準の単焦点レンズが付いています。


これからカメラを揃えたいと考えている方にひとつアドバイスを。

画素数などのスペックに惑わされないで、量販店などで実機を触って選ぶのが一番です。

ここ5年くらいに発売されたカメラであれば性能的には問題ありません。

これからの相棒になるのですから手に馴染むものを、そしてデザイン的に好きなものを選ぶのが一番です。

愛着のあるカメラで撮れば、自然に撮影にも集中できるはずです。

ちなみに画素数イコール画質ではないことを覚えておいてくださいね。

普通の使い方であれば600万画素もあればじゅうぶんなんです。

そう考えると、いま売り出されているカメラであれば、どれでもOK。

僕はいまでも1000万画素の一眼レフを仕事に使っていますが、なんの問題もありません。


〈つづく〉


2013年8月 3日 21:53 | この記事のURL | コメント(0)

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