2022年4月 1日
かな姐のスパイスカレー【たっぷり玉ねぎのスパイスキーマカレー】
「母さんの作る料理の中で好きなものは何か」
と先日、長女に聞いたところ(定期的に聞いています、2,3年ごとのペースでw)、
「一番っていうのは選ばれへんけど、ジャンルで言えば母さんが作るスパイスカレーはかなり好きかも」
と嬉しい言葉を頂きました!!
スパイスの仕事をし始めて13年、ついにグルメな長女に褒めてもらえるレベルにまで達しました!!!!!!
スパイスの世界へ足を踏み入れた当時は、カレーという料理がどういう仕組みで出来ているかという、そんなことすら考えてみたことがなかったので、カレーと言えばカレールウが無いとできないもの、と思っていましたし、逆にカレールウ無しで作るなんてそんなハードルが高そうなことは絶対に出来ないと思っていたし、もしもカレールウを使わずにカレーを作るならば、美味しくするためにさぞかしたくさんのスパイスや調味料を組み合わせていかないといけないんだろうな、と思っていました。
ほら、カレーの隠し味にいろんなものを入れるような(コーヒーの粉末、醤油、ケチャップ、ソース、チョコレート、福神漬けの汁、牛乳、コンソメ・・・検索するといろんなものが出てくるよね)そんなイメージでした。
だから、カレーがもっとシンプルな料理だって知ったときの驚きと感動は凄くて、そんなに単純でよかったんだ!と安心すらしました。
カレーに必要なスパイスとは、
・香り
・辛味
・色
この3つだけ。
これに、味付け(塩)をしてあげるだけでカレーになるんです。
お店屋さんではこの3つをベースにして、より複雑な香りや辛味にしていくために、色んなスパイスを足していっているのです。
というわけで!
今月のスパイスブログのテーマは「スパイスカレー」ということで!待ってましたのスパイスカレー!
これまでいろんなスパイスカレーを作ってきているんですが今回はそんな中でも短時間で!材料少なく!スパイスも厳選して!でも本格的な!そんなキーマカレーをご紹介します。
これはかなり美味しいので、今後のうちの定番カレーになりそうです。
使うスパイスは、まずはカレーパウダーとして
・香り=GABANクミン<パウダー>、GABANコリアンダー<パウダー>
・辛味=GABANレッドペパー<パウダー>
・色=GABANターメリック<パウダー>
この4つを使用します。
そして、ここからはお好みなんですが、ホールスパイス(パウダー状になっていないスパイス)を使って、より本格的な仕上がりを目指しました。
・香り=GABANクミン<ホール>、GABANクローブ<ホール>
・辛味=GABANマスタードシード<ホール>
これは材料を炒めるときに一緒に油で炒めることにより、その力をより発揮してくれるスタータースパイスとして使います。
煮込まれた玉ねぎがとろっと甘く、ひき肉のうまみとスパイスがうまく溶け合ってほんとに玉ねぎとひき肉だけなの?とびっくりします!
ポイントは最後に入れる白ワインビネガーで、この酸味が加わることでカレーに奥行きが増し、複雑で深い味わいになります。
なんでワインビネガー?と思われるかもしれないんですが、カレーと言えばトマトを少し入れたり、ヨーグルトを入れたりするとグッと美味しくなるじゃないですか、でもキーマカレーの場合、トマト系を入れると仕上がりがグッとミートソース寄りになっちゃうんです。カレー味のミートソースっぽい味に。
なので、トマトを入れる代わりに何らかの酸味を入れたいなと思い、そこで酸味と言えばお酢でしょ!ってことでワインビネガーを使用したというわけです。
ワインビネガーが無ければ、米酢や穀物酢などおうちにあるお酢で代用してくださってよいです。
酸味は加熱している間に飛ぶので、仕上がりに酸味は感じず、なのにめっちゃ食べやすくなる感じ!
是非、是非お試しください!
【たっぷり玉ねぎのスパイスキーマカレー】
材料(5人分)
・合いびき肉(牛・豚) 500g
・玉ねぎ 600g
・セロリ 100g
・ニンニク、しょうが(すりおろし) 各小さじ1
・油 大さじ2〜
・水 300ml
・白ワインビネガー 大さじ2
・塩 小さじ1・1/2
A
・GABANターメリック<パウダー> 小さじ3
・GABANクミン<パウダー> 小さじ2
・GABANコリアンダー<パウダー> 小さじ1
・GABANレッドペパー<パウダー> 小さじ1/2←かなり辛いので、辛いのが苦手な方やお子様が食べる場合は量を調整するか、省きます。
B
・GABANマスタードシード<ホール> 小さじ1
・GABANクミン<ホール> 小さじ1
・GABANクローブ<ホール> 2本
☆準備:小皿にAを混ぜ合わせてオリジナルカレーパウダーを作る。
作り方
1)玉ねぎとセロリはみじん切りにする(1センチ角くらいの大き目でOKです)。
2)フライパンに油を大さじ2入れ、1の玉ねぎとセロリを入れて強火で炒める。うっすらと焦げ目をつけながら香ばしくて甘い香りがしてくるまで、放置しながらたまにひっくり返しつつ、炒める。
3)玉ねぎとセロリを端っこに寄せ、空いたところに合いびき肉を入れて色が変わるまで炒める。
4)全体を混ぜ、また端っこに寄せて空いたところに油を大さじ1追加し、ここにBのホールスパイスを入れて火は中火にして炒める。香りがたってきたら全体を混ぜ、合わせてカレーパウダーAとニンニク、しょうがを入れて炒める。
5)水を注ぎ、火を中火から弱火にして、蓋をして15分ほど煮る。水分が少なくなってきたら、塩と白ワインビネガーを加え、蓋をとったまま5分ほど煮詰め、汁気が無くなったら火を止める。
※米3合に分量通りの水、GABANターメリック<パウダー>小さじ1、GABANカルダモン<ホール>2つ、オリーブオイル大さじ1を加えて炊いた、ターメリックライスを添えました。
※スパイスキーマカレーのクローブはガリっと噛むと夫が嫌がるので、煮込んだ後に探して外しています。なので入れるときにちゃんと2本、出すときにも2本と数えておくことが肝心です。
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