2009年10月23日
ローリエ1枚でいつもの料理がレストランの味に!カレー&シチュー
炒め&煮込みスパイスの中から、今回はローリエ。
ローリエは勝利と栄光の象徴。
ギリシャやローマ時代、競技の勝者や優秀な者へ、ローリエの枝で編んだ冠、「月桂冠」が与えられたそうです。
今でもマラソンの勝者に葉っぱで作られた冠が贈られますよね。
あれがローリエです。
そんな王者の香り漂うローリエを、調理時に一枚加えるだけで料理がウソのようにおいしくなるんです♪
使い方は、材料を炒めるときに入れる場合と、水分を加えたときに加える場合があります。
(インド料理では、クミンと同様、油に直接入れて使うこともあります。)
前者は風味をしっかりとつけたいとき、後者はほのかな風味に抑えたいとき。
私はもっぱら前者、材料を炒めるときに加えます。
ローリエの風味は癖がなく、苦手な方が少ないので、充分に香りを引き出して使うのが好みです。
これはカレーの時もシチューの時も一緒。
はじめに玉ねぎを炒めますが、このときに一緒に加えて炒めるのです。
玉ねぎがしんなりするころには、ローリエの香りがしっかりと引き出されています。
その後ほかの材料を炒めて、ここにカレー粉を加えればカレーに、牛乳を加えればシチューになる、というわけ。
今回はあえて材料を同じにしました。
作り方も仕上げの前まで一緒。
カレーとシチューの違いはほんのわずか。
ぜひぜひ作り比べてくださいね!
ちなみに、ローリエの葉は切れ目を入れたりちぎったりすると、香りが強くなります。
カレー&シチュー共通
材料:1人分 調理時間:25分
鶏もも肉 100g
塩 小さじ1/8
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1/2かけ
じゃがいも 1/2個
にんじん 1/4本
ブロッコリー 1/4株
サラダ油 大さじ1
ローリエ 1枚
★塩 小さじ1/2
★水 1/4カップ
作り方:
1、鶏もも肉は3等分に切って塩をもみこむ。玉ねぎは薄切り、にんにくは芽を取り除いて包丁の腹でつぶす。じゃがいも、にんじんは皮をむいて2cm角くらいに切り、ブロッコリーは小房にする。
2、フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を皮のほうから入れてこんがり焼き色がつくまで両面焼く。焼き色がついたら玉ねぎ、にんにく、切れ目を入れたローリエを入れて、玉ねぎがしんなりするまで炒める。
3、2にじゃがいも、にんじん、ブロッコリーを加えたら油が回るくらいに炒め、★を加えてふたをし、野菜に火が通るまで10分ほど煮込む。
時間が経つと苦味が出るので、できあがったらローリエを取り出してください。
分量を増やして3人前、4人前で作るときも、ローリエはひと鍋に1枚で大丈夫です。
カレーの場合
材料:1人分
薄力粉 大さじ1
カレー粉 小さじ2
水 1カップ
作り方:
共通の3まで作ったら、薄力粉とカレー粉を加えて全体になじむように混ぜ合わせ、水を加える。とろみがつくまで3分ほど煮込んで出来上がり!
シチューの場合
材料:1人分
薄力粉 大さじ1
牛乳 1カップ
作り方:
共通の3まで作ったら、薄力粉を加えて全体になじむように混ぜ合わせ、牛乳を加える。とろみがつくまで3分ほど煮込んで出来上がり!
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