2012年1月16日
濃厚なめらか♪魅惑と歴史のスイーツ、スパイシー・チョコポット
前回は焼き菓子だったので、今回はチョコが濃厚な冷たいデザート、チョコポットです。
意味は“壺入りチョコ”。
生チョコみたいななめらかなチョコスイーツですが、容器に入れて冷やし固めれば良いだけなので、とってもお手軽にできます。
そのまま食べても良いし、なめらかなのでパンに塗ったり、ホットミルクに溶かしてホット・チョコレートにしても美味♪
板チョコから作っているので、ココアパウダーからつくるのとはまた違った、マイルドな味になります。
で、実はこのチョコポットには、美味しさだけではなく大航海時代の歴史がギュギュッとつまっていたりします。
チョコレートは元々は今のように食べるお菓子ではなく、原産地のアメリカでは薬効のある飲み物として飲まれていました。
その時にチョコレートに加えていたのがバニラと唐辛子やシナモン、クローブなどスパイス。
今回のチョコポットにもこれらのスパイスを加えていますが、元々は甘さを加えずに飲むものだったので、苦いカカオ豆にスパイスをくわえて飲みやすくしていたのだろう、とのことです。
甘くないチョコレートにスパイスを加えたら、さらにパンチが効いてなんだか本当に元気になりそうですよね。
ヨーロッパにもたらされた時には、すでに砂糖が作られていたので、飲みにくい苦いチョコレートは甘みをつけた飲みやすいものに変わっていったそうですが、しばらくはやはり飲み物としてでした。
はじめにもたらされたスペインでは、魅惑の飲み物として貴族たちの間であっという間にはやったそうですが、高価だったため、政治の道具としても使われていたとか!
魅惑的過ぎたということでしょうか。
なんだかスパイスの扱われ方と似ていますよね〜。
似てるのはそれだけでなく、先ほどから“チョコレートはアメリカからもたらされた”と言っていますが、それは大航海時代のこと。
チョコレートもスパイスの行き来と同様、コロンブスの新大陸発見によって、世界中に広まったものなのです。
大海原に乗り出したあの時代があったからこそ、スーパーに行けばスパイスもチョコレートも手に入るようになった今があるのかと思うと、なんだか興味深いですよね。
そんな魅惑と歴史がぎゅっとつまったスパイシー・チョコポット。
これをスプーンですくってひとなめ。
この甘くて深い魅力にはなかなか勝てそうにありません。
プレゼントの分だけでなく、自分の分もつくるのがおすすめです。
材料:150ccのココット4個分 調理時間:15分+冷やし固める時間2時間
生クリーム 1カップ
砂糖(あればバニラシュガー) 大さじ2
バター(有塩) 20g
ビターチョコレート 2枚(約100g)
GABANシナモン<パウダー> 小さじ1
GABANナツメグ<パウダー> 小さじ1/4
作り方:
1、小鍋に生クリームと砂糖を入れて中火にかけ、混ぜながら沸騰するまで煮る。
2、火を止めてバターと適当な大きさに割ったチョコレート、シナモン、ナツメグを加え、バターとチョコレートがなめらかに溶けるまで混ぜる。
3、ボウルに氷水を用意し、2の鍋の底をつけてもったりと重たくなってくるまで混ぜる。重たくなったらココットに入れて冷蔵庫で冷やし固める。
*暖かいところに置くと溶けてくるので要注意!ムースやクリーム系のケーキと同様に要冷蔵です。
●イギリス風ホット・チョコレートの作り方●
牛乳 150ccを耐熱カップに入れ、電子レンジ(600w)で1分30秒加熱したら
チョコポット1/2個分を入れて溶かして出来上がり!
ホットチョコレートにミルクを入れたのはイギリスが始まり。
なのでイギリス風としました。
紅茶にも牛乳をたっぷり入れるし、ミルク好きな国なんでしょうかね〜。
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