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加瀬まなみさん

2017年6月21日 11:30

水と塩だけで煮込む『塩タコじゃが』

水で変わる、毎日の料理。今回のテーマは「夏のおつまみ」。
梅雨の終わり、夏のはじまりを知らせる半夏生の日には、タコを食べる。関西に根付いたこの習慣は、最近では全国的に広がってきました。

「美味しいタコを食べたいならガリシアへ行きなさい」

まだスペイン初心者だった頃、テレビの特番で見かけた、スペイン北部ガリシア地方の広大なリアス式海岸。

水揚げされたばかりのタコを大鍋でさっと茹でて、大きなハサミでチョキチョキ。木の器にドサッとのせ、オリーブオイルをドバドバ。その名も「Pulpo a feira(祭りだこ)」。あまりにも豪快で、あまりにも美味しそうなその映像に、釘付けになっていたのを今でも覚えています。

kase_v11_2.jpgのサムネイル画像

地元を出ると「タコのガリシア風」「ガリシア風タコ」と呼び名も変わり、茹でたジャガイモと一緒に調理される郷土料理。スペインバルで人気のこのタパスを、シンプルスタイルにアレンジしてご紹介します。

今回使用するのは、前回の昆布だしでも使ったこちらのお水

出汁をおいしくするための水

だしの旨みを引き出す・・・ということは、きっと煮物にも適しているはず。味付けを最小限にしてコトコト煮たら、素材の旨みを調味料にしてくれるんじゃないかしら?
期待に胸ふくらませつつ、こんなお料理にトライしてみました。

kase_vol3_1.jpgのサムネイル画像水と塩だけで煮込む『塩タコじゃが』

[材料・2人分]
タコ(茹で) 150g
ジャガイモ 2個
A 浄水 (出汁をおいしくするための水)200cc
A 塩 小さじ1/2
パプリカパウダー・パセリ 適宜

[下ごしらえ]

タコは1cm角のブツ切りにします。
ジャガイモは皮をむき、ひとくち大にカットします。

[つくり方]

(1)鍋にタコ・ジャガイモ・Aを入れ、加熱します。
(2)沸騰直前に弱火にし、蓋をして15分コトコト煮ます。
(3)器に盛り、お好みでパプリカパウダー・パセリを散らします。

いつもは30分くらいコトコト煮込むレシピなのです。ジャガイモに火は通ってるけど、もっと味を含ませたいなぁ~と追加でコトコト。これがいつものパターン。

ところが今回、試しに15分経過した段階で味見をしてビックリ!ジャガイモは角がたっているのに、口に入れるとしっとり柔らか。タコの旨みをぎゅぎゅっと吸い込み、この上なく上品なお味に仕上がっていました。

このレシピ、これから我が家の、夏の定番になりそうです。



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2017年6月21日 11:30 | この記事のURL

 

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