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気分転換〜果肉ごろごろ♪ピーチゼリー
のどごしつるりん♪
桃の果肉がたっぷり入った夏のゼリーです。
暑い日に食べたいひんやりおやつの代表といえば
アイスにゼリー、スムージー。
特に我が家でよく作るゼリーは、フルーツの果肉を
ごろごろ入れた高級フルーツ店のようなゼリーです。
美味しく作るポイントは、
フルーツの甘さをいかすこと。糖分はできるだけ少なめに。
食感は、スプーンですくったとたん、
プル〜ン♪とひろがる柔らかさが理想です。
桃の代表的な栄養成分といえば食物繊維。
整腸作用のあるペクチンを多く含むほか、むくみ予防によいカリウム、
冷え性や二日酔いにもよいといわれるナイアシン。
さらに、ポリフェノールの一種、カテキン類も含まれ、
がん予防や老化予防も期待できるといわれます。
そうそう、やわやわゼリーを作るゼラチンの基本比率は
ゼラチン:液体=1:100
ただし、ゼラチンが固まりにくくなるレモンやライムなどの酸、
キウイ、パイン、マンゴー、パパイヤなどに含まれるタンパク質分解酵素、
冷やすと固まるペクチンやチョコレート、しまって固くなる
泡立てた生クリームを使う場合は例外です。
今回の桃は冷やすと固まる性質をもつペクチンを含みますので、
ゼラチンの量は少なめでもOK。
よかったらつくってみてくださいね。
■材料(2人分)
桃(大) 1個
粉ゼラチン 1袋(5g)
砂糖 10〜15g(桃の甘さにより調整)
水 300ml
レモン果汁 小さじ1
*桃と水を合わせて500〜550ml前後
■作り方
1 桃は皮をよく洗ってむき、7㎜の角切りにしてレモン果汁をかけ、容器に入れる。
2 鍋に桃の皮、種、半量の水、砂糖を入れる。沸騰したら弱火におとし約3分ほど桃の皮の色と香りがうつるまで煮る。
3 桃の皮、種をとりだし、ゼラチンパウダーを泡立て器で混ぜながら少しづつ加えて溶かす。
4 3をボウルに移し、残りの水を加えて混ぜ合わせ、粗熱をとる。
桃を入れた容器に流し入れ、冷蔵庫で3、4時間ほど固まるまで冷やす。
★ポイント
・桃の皮をむいたり、カットをするとき、桃の果汁がでるので、ボウルのうえで作業するとよい。4の工程で出た果汁もいれます。
・白ワインや桃のリキュールをいれると、上品な香りでさらにおいしくなります。スパイスを入れる場合はクローブ、コリアンダー、黒コショウと相性がよいです。
★基礎知識
1 ゼラチン:液体=0.7:100 食感はとろとろ(スプーンですくうと平らな山になる)
2 ゼラチン:液体=1:100 食感はぷるん(スプーンですくうとこんもりとした山になる)
3 ゼラチン:液体=1.5:100 食感はつるん(スプーンですくうとそのまま形が残る)
2を基本として
酸の強いもの ゼラチン:液体=1.2=100 *軽く火を通すとよい。
ペクチンを含むもの ゼラチン:液体=0.7=100
*生使用の場合、果肉の周囲からゼリーが溶け出す。かんきつ類、ベリー類、りんごの皮等。
タンパク質分解酵素を含むもの ゼラチンの濃度を少し上げるOR果肉を加熱して使う。

カクテル&ジュースコーディネーター。出版社で、美容・料理関係の編集&記者を経験。心にも体にも美味しい美容レシピならオマカセ。毎日を楽しく、心地よく、人を喜ばせるような、そんな暮らしが理想♪
ブログ「KAE'S美容レシピ」も執筆中!