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フルーツ酵素シロップ〜パイン&八角〜
八角とパイナップルで酵素シロップを
仕込みました。
甘酸っぱいパイナップルと
スパイシーな八角の香りは好相性。
とても上品なシロップができるんです。
酵素シロップとの出会いは、数十年前。
今は亡き、おばあちゃんが砂糖漬けといって、
作っていました。
春は薬草を、秋はフルーツや芋などを
漬物のようにつけていたのを
覚えています。
そのときは、まだ酵素シロップという名前ではなく、
ただの砂糖漬け。
かぜをひいていたときは、
ぬるま湯や水でうすめて飲んでいました。
私が特に好きだったのは、
秋、冬になると庭になる金柑で作るシロップ。
これを冬になると毎晩飲んでいたせいか、
家族全員、風邪が流行ったときも、
みんなぴんぴんしていました。
酵素シロップが初めての方は、
どの酵素シロップを作っても、
多少漬物くささを感じるかもしれません。
はじめての方は、
りんごとレモン、
オレンジなどかんきつ類からはじめ、
慣れたら、梨やパイナップル、キウイ、
野菜ならにんじん、さつまいもなどを
少なめに加えてみると作りやすいです。
よかったら作ってみてくださいね。
■材料
パイナップル 200g
白砂糖 220g
八角 1個(小なら2個)
*八角はくせがあるので、パインだけでもOK
■作り方
1 煮沸消毒した瓶に、白砂糖、刻んだパイナップルの順で交互に入れ、
白砂糖でふたをして、八角をのせる。
2 1日1回、素手でかき混ぜて、1週間ほど繰り返す。
2日目に味見をして八角の香りがうつったら取り出す。
3 混ぜた時に全体が白い泡がぶくぶくしたら、できあがり。
4 ザルで自然にこして、シロップは保存容器に写し
ガーゼなどでふたをして冷蔵庫で保存する。
*半年以上は保存できるといわれる。
*シロップは水や炭酸水で割って飲む。
*果肉は八角を除き、パイナップルはそのまま天日で乾燥させて、ドライフルーツにしたり、
フードプロセッサーで撹拌して生ジャムにしてもよい。
○はじめての方のレシピ(写真なし)
■材料
りんごとレモン 400g
りんご 1個
レモン 2個
白砂糖 440g
*玄米など穀物を少々入れると発酵促進剤になる。
■作り方
上記と同じ。
☆ポイント
・フルーツや野菜の皮は全て入れますが、柑橘類だけは苦味が出やすいので皮をむく。
・材料はできるだけ無農薬のもの、地元のものや季節のものがよい。
・飲み方
・飲む量は1日に60ccまでを空腹時に。シロップなので飲みすぎは禁物。
・炭酸水や水、豆乳で割ったり、ドレッシングに加えたり、デザートにも幅広く使える。
・野菜なら、にんじんやかぼちゃ、さつまいも、スパイス類、ハーブ類、しょうがなどを
いれても面白い。
・発酵補助剤として玄米などの穀物類、麹を少し入れるとよい。
・だいこんやかぶ、なす、白菜、葉野菜、きゅうりは漬け物のようになるのでいまいち。
☆豆知識
酵素とは食物の消化吸収を始め、呼吸や皮膚の新陳代謝、血液の循環など、身体のあらゆる働きに関わっています。酵素不足になると、消化不良や肌の不調、だるいなど、体調に変化が出やすくなります。酵素は生の食物や発酵食品に多く含まれます。酵素シロップは季節のフルーツや野菜、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることで発酵させて作り、味噌やぬか漬けなどと同じように
簡単に作れます。

カクテル&ジュースコーディネーター。出版社で、美容・料理関係の編集&記者を経験。心にも体にも美味しい美容レシピならオマカセ。毎日を楽しく、心地よく、人を喜ばせるような、そんな暮らしが理想♪
ブログ「KAE'S美容レシピ」も執筆中!