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シンプルに旬を味わう〜筍とワカメのお汁
おだやかな春、桜の季節も終わりに近づきました。
そんな時期、ほっとしながら食べたいのがタケノコ。
タケノコは漢字で書くと筍。竹に旬。
旬を迎えた竹。竹の子。
筆ペンで書いてみたら、文字のはね具合が、
タケノコのつんつんした頭のようで、
しみじみ、日本語って素敵だなあ、
なんて、想像がふくらむばかりです。
さて、今回ご紹介するのは、そんなタケノコを使ったお吸い物。
なめこ、わかめを使って海と山の味わいをプラスし、
香り高い逸品に仕上げました。
こちらも以前、精進料理を作るお坊さんに教わったお料理。
旬のものはもちろん、五感のひとつ、香りを意識すると、
味付けもシンプルに、味を引き立て方が
上手になるそうです。
■レシピ 2人分
・筍の先の部分 (水煮でも可)…4切れ
・生なめこ…50g
・生わかめ (カットわかめでも可)…50g
・昆布だし…400ml
・酒…大さじ2
・薄口醤油…大さじ1
・塩…小さじ1/2
■作り方 *筍の下ゆで時間は含まない。
(1) 下ゆでをしてある筍の先端部分を縦に4等分に切る(1人2切れ)。
切り口の表面に醤油をぬり、アルミホイルに乗せ、弱火のグリルで薄く焼き色が付く程度に焼く。
(2) 生なめこは15秒ほど、沸騰した湯にくぐらせてザルに取り、
表面のぬめりを軽く落とす。
(3) 鍋に昆布だしと酒を入れ、ひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばし、薄口醤油、塩を加える。
(4) (3)に(2)と塩抜きをした生わかめを入れ(カットわかめの場合は水で戻しておく)、
味見をし、塩で調整する。
(5) 器に(1)を入れ、(4)をそそいでできあがり。

カクテル&ジュースコーディネーター。出版社で、美容・料理関係の編集&記者を経験。心にも体にも美味しい美容レシピならオマカセ。毎日を楽しく、心地よく、人を喜ばせるような、そんな暮らしが理想♪
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