2018年3月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

トマト&ベーコンのフォカッチャ

  
春の暖かい陽気なので、冷えたビールとともに美味しいピザランチ。

外皮はカリッとし中はモッチリ、鮮やかな薄黄色のセモリナ粉の生地で、ラフでワイルドなフォカッチャ。「おもてなし」=「丁寧」みたいに思いがちだけど、ウチではあまりしないことをしてみるのもおもてなしの1つ。トマトは茎やヘタがついたままだったり、ベーコンは切らないままだったり、ニンニクは皮付きのままだったり。塩味や辛味にムラを付けたり、コゲをしっかり着けたり。※いちおう、お腹を壊さない範囲で。その結果、見た目も味もインパクトが大きくなって、楽しい一皿が完成しまーす。


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丸のままのミニトマトは中の旨汁がグツグツ状態。ベーコンの端はカリカリ状態。トロリととけたピザチーズは一部に加えたカイエンペッパーと合わさって病みつく辛旨状態。バジルの代用に使った春菊は、バジルに劣らずしっかり風味のアクセントに。


<材料>4人分
A)生地
・セモリナ粉 200g
・塩 ひとつまみ程度
・砂糖 小さじ1
・ドライイースト 3g
・オリーブオイル 大さじ1
・水 150ccくらい

B)トッピング
・ミニトマト10個
・ベーコン4枚
・春菊 1本程度
・ニンニク 4片程度
・塩、黒コショウ、少々
・カイエンペッパー 小さじ3程度
・オリーブオイル 大さじ1ほど
・ピザ用チーズ 100g程度


<作り方>
1)生地を作る
Aの材料をボウルに入れ、しっかり混ぜて、滑らな表面になるまでよく捏ねます。大きめの保存容器に入れ、一晩ほど寝かせ発酵させます。

2)生地を整形
発酵した生地を改めて捏ねて空気を抜き、長めボート型で厚さ2.5cm程に伸ばします。天板にオーブンシートを敷いて生地を置き、40℃のスチームオーブンで30分ほど二次発酵させます。

3)トッピング
二倍ほどに膨らんだ生地の上面にオリーブオイルを塗り、全体に塩を振ります。2cm間隔程度に指で凹みを付け、凹みにチーズを入れ、その上にカイエンペッパーをまぶします。ベーコンを斜めに敷いて春菊の葉をちらし、ミニトマトを押しつけて乗せます。オーブンシートの空きスーペースにニンニクを薄皮つきのまま転がし、春菊の茎も添えます。追いオリーブを全体にまわしかけます。

4)焼く
220℃に予熱したオーブンに入れ、20〜25分ほど焼きます。ふっくら生地が膨らみ、焼き色ミニトマトが焼き崩れ、ベーコンにコゲが着いたくらいで完成です。


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焼き揚げってオーブンから取り出すとこんな感じ。食欲をそそる香ばしい香りがたまりません。なかでも周りに配置したニンニクがとってもいい香り。


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均一にトッピングしてないので、切り分けたときに少し不平等が発生します。喧嘩せず仲良く食べてください。トッピングの少ない端の部分は焼きニンニクを塗って食べると美味しいですよ。





Higuccini

美大を卒業後、IT企業のデザイン部門に長年勤務。4年前から料理ブログを始め、お休みの日は朝から晩まで料理三昧。男の料理の持つ美味しさのシズル感を大切に日々ブログ「The Last Order」に綴る。

2011年に独立、「Kitchen Studio HIGUCCINI」を設立し料理研究家としてレシピ開発や食や生活に関するWebサイトのクリエイティブを行う。

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