2018年3月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

魚貝のサフラン煮込み

  
ゴールデンウィークの今日はバカンス気分でブイヤベースとクスクスがメイン。魚貝の旨味とサフランの風味がたまらないスープです。具材はお魚屋さんに並ぶ好きなものをいろいろ集めればいいだけ。今回はイシモチ、カサゴ、メバル、アサリ、タコ、それにトマトとジャガイモをブッ込み、ボリューミーにしてみました。

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天気のよい休日のランチに魚料理の確率が高いのは、爽やかな白ワインが飲みたいからという理由だから。鍋といえば冬だけど、この鍋は春から夏がいちばん美味しい。



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写真の上から、イシモチ、カサゴ、メバル。三枚におろすのに向いてない小型のものこそコレには適してたりします。魚を捌くのはちょっと手間なので、基本的に魚屋さんに下処理はほとんどしてもらってます。ちなみに、お魚屋さんに「カンペイして」と言えば、頭は残して、ウロコをとり、エラを外し、ワタをキレイに除いてくれますよ。


<材料>4人分
・イシモチ 1尾 (中くらい)
・カサゴ 1尾 (小さめ)
・メバル 1尾 (小さめ)
・アサリ 10粒程度 (大きめ)
・タコ足 1本 (100gくらい)
・トマト 2個(中)
・新ジャガイモ4(小)
・タマネギ 1/2個
・ニンニク 2粒
・ローリエ 3枚
・オリーブオイル 大さじ4
・サフラン 5g
・水 500ml
・コラトゥーラ 大さじ1
・塩、胡椒 少々
・イタリアンパセリ 適量(多めで) 
・レモン お好みで
・クスクス (炊いて、オリーブオイルと塩を和えたもの)


<作り方>

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1)スタンバイ
鍋にオリーブオイル、みじん切りのニンニクを入れ温めて香りを出します。次にみじん切りのタマネギを加えて透明になるまで炒めます。一度火を止めてから具材を盛りつけます。お魚は小振りなので、そのまま入れます。大きければ適当にブツ切りで。トマトはざく切り、ジャガイモは皮をむき食べやすい大きさで。アサリは砂抜きして全体に散りばめます。タコは食べやすい大きさにして鍋の隙間に。ローリエも隙間に差し込みます。サフランは水に加えしっかり色を出し、しっかり黄色くなったサフラン水を鍋に注ぎます。


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2)煮込み(写真ボケボケですみません)
弱火でじっくり煮込みます。たまにスープを回しかけて全体の様子をみながら煮込みます。ジャガイモが芯まで柔らかくなったら、コントゥーラを入れ、味を見てから塩と胡椒で調整します。


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3)完成
火を止め、刻んだイタリアンパセリをたっぷりかけ、追いオリーブオイル少々、お好みでレモンを搾ります。炊いたクスクスにかけていただきます。


小骨には十分注意していただきましょう〜。




Higuccini

美大を卒業後、IT企業のデザイン部門に長年勤務。4年前から料理ブログを始め、お休みの日は朝から晩まで料理三昧。男の料理の持つ美味しさのシズル感を大切に日々ブログ「The Last Order」に綴る。

2011年に独立、「Kitchen Studio HIGUCCINI」を設立し料理研究家としてレシピ開発や食や生活に関するWebサイトのクリエイティブを行う。

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