「全粒粉」とは具体的に小麦と何が違うの?と思っている方も多いはず。そこで第1部では、株式会社日清製粉ウェルナ 居城彩可さんに全粒粉の魅力について、教えていただきました。
小麦のブラン(表皮)や胚芽をのぞいて製粉した「小麦粉」に対して、
小麦の粒をまるごと挽いたのが「全粒粉」です。表皮まで砕いているので粉の色は茶褐色で、表皮と胚芽からくる香ばしい風味と歯ごたえのある食感を楽しめます。また、
食物繊維・鉄分・亜鉛が豊富で、ビタミンB1、B6なども含んでおり、体に必要な様々な栄養素を摂取できるのも魅力のひとつです。
「 全粒粉とは?」簡単にチェック >>
全粒粉に含まれる栄養素は、健康維持にとても必要な成分ばかり。不足しがちな
食物繊維や鉄分も豊富に含まれています。また、全粒粉入りのパンは通常の小麦粉のパンと比べて
GI値が低く、食後の血糖値が上がりにくいことがわかっています。
このように、全粒粉は健やかな生活を送るために欠かせない栄養素を含んでいます。継続して摂ることが大切なので、毎日の食事に上手に取り入れてみてくださいね。
全粒粉の栄養についてもっとくわしく >>
第2部は人気料理家YOMEさんが登場!
1品目は
煮込み時間20分全粒粉ビーフシチューです。たった20分!?とMCの方も驚いたこのレシピ。調理が始まると、お肉に格子状の切り込みを入れたり、
お肉の下味や具材を炒めるときに全粒粉を加えたり、最後に全粒粉入りのカラメルを加えたりと、短時間でおいしくできあがるアイデア満載!ごちそう感たっぷりのビーフシチューができあがりました。
「
全粒粉を使うととろみがつき、火を通すことで旨みと香ばしさがつくのでおすすめですよ」とYOMEさん。いろいろな料理で試してみたくなりますね♪
レシピはこちら >>
2品目は
全粒粉で作るレンチンもちもちういろうです。
全粒粉はあんことの相性も抜群!「風味が香ばしくなり、米粉に負けないもちもち感に仕上がります。日清製粉さんの全粒粉はキメがとても細かくて水に溶けやすいのでダマにもならないんです」と大絶賛!クランベリーを入れてあっという間にできあがり、ご自宅から持ってきてくれたかわいい器に盛り付けてくださいました♪
レシピはこちら >>
トークタイムでは、YOMEさんの「全粒粉ベニエ(ドーナツ風揚げ焼きデニッシュ) 」レシピをご紹介。全粒粉のおいしさに感動して、いろいろな配合や割合を試しているというYOMEさん。ベニエも10gずつ全粒粉の割合を増やしていき、おいしかったのが「全粒粉50%」と「全粒粉100%」だそうです。
全粒粉50%だと全粒粉の香ばしさが活きてふわふわな仕上がりに。全粒粉100%だとしっとりふわっとした仕上がりになり、もちもちとしたおいしさがグッと出るとのこと。「全粒粉100%で作ったベニエはお酒にも合います。実証済みです!」とお墨付きもいただきました♪
YOMEさんのベニエレシピはこちら >>
質問タイムでは全粒粉ビーフシチューの最後に加えたカラメルについての質問がありました。「カラメルを作るときはずっと強火でいいですか?」の問いには、「ずっと強火で大丈夫。全粒粉を加えるときだけ火を止めてください」とのこと。「カラメルはビーフシチュー以外にどんな料理におすすめですか?」には、「カレーにおすすめです。他にもラタトゥイユに入れると、トマトの酸味が苦手な人でも食べやすい味わいになりますよ」とアドバイスをもらいました。
今回は、煮込み料理や和菓子にもおすすめ!という、新たな全粒粉の使い方がいっぱいのオンラインイベントとなりました。全粒粉を使ったお料理の幅がどんどん広がっていきますね♪ぜひお試しください!