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【卵・乳不使用】カボチャのニョッキ トマトソースがけ
こんにちは。
アレルギーっ子のレシピを連載中のKaeです。
今回は卵なしでも作れるもちもちニョッキ、
『かぼちゃのニョッキ トマトソースがけ』をご紹介します。
ポイント1つ目は卵を使わず、かぼちゃを練り込んで、
ふんわり柔らかなニョッキに仕上げること。
2つ目は、甘いカボチャのニョッキに
トマトソースをかけて食べやすくすることです。
トマトソースは、
酸味が強く出たり、コクがなかったり、
作る量や煮詰め具合によって
味に差が出ます。
いろいろ試行錯誤しながら作った
トマトソースのポイントは、
隠し味に砂糖を加えて酸味を減らしコクをアップ。
さらに豆乳を加えてマイルドな味に仕上げます。
甘みのあるニョッキにトマトの酸味が
マッチして、卵なしのニョッキでも、
口当たりがよく、食べやすくなります。
さらにトマトソースにシーチキンや鶏肉、
牛や豚のひき肉を加えて旨みをプラスすれば、
食べやすくなりますよ。
アレルギーがあると、食べられる食材が少なくなり、
栄養バランスがとても気になります。
ぜひ、野菜をペーストにして練り込んだり、
トマトをベースの味付けに使ったり、
栄養がとれる方法を工夫してみてください!(^^)!
【カボチャのニョッキ トマトソースがけ】
<材料 子ども2回分、大人なら1人分>
*トマトソースは大人2人分、子ども4回分。
[A]
○ニョッキ
かぼちゃ 100g(約1/16個)
薄力粉...30g
○トマトソース 作りやすい分量(子ども4回分)
玉ねぎ...1/2個(100g)
にんにく...1かけ
オリーブオイル...大さじ2
[B]
トマト缶(カット)1缶
顆粒コンソメ 小さじ1~2
砂糖 小さじ1
塩 少々
[C]子ども1人分の仕上げ
上記トマトソース 大さじ2
豆乳 小さじ1/2 *牛乳がOKなら代用可。
砂糖 小さじ1/3
<作り方>
1 <ニョッキを作る>
かぼちゃは一口大に切り、ラップをして電子レンジ(600w)で4分ほど加熱し柔らかくする。フォークの背で、ペースト状にしてから薄力粉を混ぜる。皮が苦手な場合は取り除く。
2 1を15㎝ぐらいの棒状に伸ばし2cmぐらいの長さに切る。フォークの背でギュッと押しつけて溝をつける。鍋に湯を沸かしブクブク沸騰したら、中火で30秒~1分ほどゆでて、浮き上がったらすくい上げる。
3 <トマトソースを作る>
玉ねぎはみじん切りにして、にんにくは芯を除いてつぶす。鍋にサラダ油、にんにくをいれて、弱火にかけ、いい香りがしてきたら、中火で玉ねぎをきつね色になるまで炒め、Bを加えて、弱火で20分ほどコトコト煮込む。とろみが出てきたら、全体を混ぜて塩で味を整える。
4 子ども一人分(Cの材料)を小鍋に入れて火にかけなじませて、お皿に盛った1にかける。
<ポイント>
・完成したトマトソースが食べにくい場合はケチャップあるいはマヨネーズを加えてマイルドにしたり、シーチキンや鶏肉などで旨みを足すと食べやすくなります。
・残ったニョッキはバターや好みのオイルで和えたり、カレーやクリーム系ソースにも合います。きな粉をまぶしておやつ代わりにも◎。
・1の工程でかぼちゃと粉をビニール袋に入れて混ぜれば手が汚れず、便利です。
・1を冷蔵庫で1時間ほどねかせるともちもちの食感になります。
・小麦粉アレルギーがある場合は、片栗粉で代用できます。分量は小麦粉と同量より少し多い程度。
・トマトソースはミートソースやグラタンにしたり、魚のソテーにかけても美味しいです。
◆豆知識
★栄養たっぷり!トマト嫌いをなくす方法
トマトが苦手な原因
子ども「トマトは酸っぱい」「青臭い」「皮が固くて食べにくい」「食べるとグニャとして気持ち悪い」
通年出回る生のトマトは酸味が強く青臭さがあり、皮が固いのが特徴です。特に皮と果肉の食感の違いが噛んだときの気持ち悪さにつながっているようですね。息子はトマト煮込みやケチャップ味は大好きですが、生のトマトはまったく口に入れず、無理に食べさせると、口からペッとはき出してしまいます。
★解決法はコレ
1 ミキサーで攪拌して
ミキサーやフードプロセッサーで液体状にすると、独特の食感が気にならず、皮のまま摂ることができます。
2 甘いフルーツと合わせて
酸味や青臭さのあるトマトは、甘いフルーツ(リンゴやバナナ、桃)と合わせたり、酸味をマイルドにする乳製品(牛乳、ヨーグルト)と合わせると摂りやすくなります。
3 皮のまま冷凍して
トマトを冷凍すると独特の青臭さや酸味が軽減されます。丸ごと冷凍してすりおろせばシャーベットに。カットして冷凍すれば、皮もきれいにむけてスープや炒め物にもそのまま使えます。
4 皮をむき、口あたりよく
トマトの外皮をむいたり、種も出すことで、食べやすくなります。トマトのおしりに十字の切れ目を入れ沸騰したお湯の中に入れ、皮がペロンとめくれてきたら、冷水にとり皮をむきます。あるいはトマトをフォークに刺し、直火で15秒ほどあぶるほか、電子レンジ(500W)で20秒ほど加熱し皮をむく方法もあります。
5 小さめに切り、炒めて酸味をやわらげる。
トマトを油と一緒に炒めたり、オーブンで焼くことでで、酸味をやわらげ甘みを引き出すことができます。子どもの好きなお料理、ナポリタンやミートソース、ピザなどに取り入れるとよいでしょう。
6 甘いトマトを経験させる。
ここ最近は甘いフルーツのようなトマトが多く出回っています。これならトマトの苦手意識が変わりおいしく食べられるはずです。丸ごと冷凍しすりおろしてシャーベットにしたり、アイスクリームにしてもおいしいです。
7 トマトケチャップと混ぜて。
トマトケチャップやトマト煮込みが食べれるが、生トマトが苦手な場合は小さく切って混ぜてみましょう。食べた経験はまた食べようという
意欲につながります。
8 トマトケチャップが苦手
トマトケチャップには独特の酸味があり、嫌いな子がいます。砂糖を加えると、独特の酸味が和らぎ、食べやすくなります。

カクテル&ジュースコーディネーター。出版社で、美容・料理関係の編集&記者を経験。心にも体にも美味しい美容レシピならオマカセ。毎日を楽しく、心地よく、人を喜ばせるような、そんな暮らしが理想♪ブログ「KAE'S美容レシピ」も執筆中!旧連載「ココロとカラダにやさしい Kae's Beauty Recipe」もチェック!