2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

乾燥&冷え対策 簡単おしゃれなかぼちゃのフラットブレッド

  

10月になると、あちこちでかぼちゃレシピやかぼちゃフードを見かけるようになりますね。

ここ、アメリカでもファーマーズマーケットやファームスタンドの主役は

コーンやトマトからかぼちゃファミリーのWinter Squashに。

アメリカでもこの時期になるとハロウィンやThanksgivingに向けて、

生のはもちろん、缶詰パンプキンピュレ、パンプキンスパイス風味のスイーツやティーなど

パンプキン祭りです。

日本でいうかぼちゃもKabocha squashで売っていますし、
Butternutsや Acorn、デリケートスクアッシュなど、種類もいろいろあります。

delicatesquash.JPG
そんなかぼちゃは秋が深まって寒くなってくるこの時期の体調を整えるにもぴったり!

体を温める作用や、胃腸の働きを整える作用があり、

エネルギーを補って疲労回復もしてくれます。

秋は肺が乾燥して風邪をひきやすくなる季節ですが、

かぼちゃに豊富なビタミンEは粘膜を強くして免疫アップにもつながります。

今月はそんなかぼちゃを使って、ハロウィンやサンクスギビングにもオススメの

おしゃれなフラットブレッドレシピをご紹介します。

pumpkin flatbread
<かぼちゃとキノコの秋色フラットブレッド>

材料(2〜3人分)

  • かぼちゃ                 150g
  • 赤タマネギ(普通のでも)         小1個                 
  • 砂糖(あれば甜菜糖)           小さじ1
  • 塩                    小さじ1/4
  • バルサミコ酢               小さじ1
  • キノコ(お好みのもの)          50〜60g
  • ギリシャヨーグルト(または水切りしたもの)150g
  • パルメザンチーズ             適宜
  • クコの実                 大さじ1
  • ルッコラ、春菊、クレソンなど       適宜
  • ピザ生地またはピタパンなど        1枚
  • 塩・コショウ・オリーブオイル       各適宜
  • 好みのドライハーブ(オレガノ、タイム、ミックスなど)

  • オーブンを180度に予熱する。
  • クコの実を水に浸けておく。

    1. かぼちゃを2〜3mmにスライスして塩コショウ、オリーブオイルを絡める。
    (ラップで包んでレンジで1分前後加熱すると切りやすくなります)

    redonion.JPG
    2.赤タマネギも薄くスライスし、砂糖、塩、バルサミコをまぶし、少しおく。 

    3.ピザ生地に水切りヨーグルトを塗り、タマネギ、かぼちゃ、ほぐしたキノコを乗せる。
     パルメザンチーズ、ドライハーブをふりかけ、180度のオーブンで18〜20分、
     かぼちゃに火が通って、ピザ生地がカリッとするまで焼く。

pumpkin.JPG
  4.水気を切ったクコの実、ルッコラなどをトッピングしてどうぞ!

<ポイント>

  ピザ生地はプレベイク(すでに焼いてあるもの)を使います。

  ヨーグルトは塩気がないので、少し強めに塩コショウをします。

pumpkinflatbread.JPG
クコの実やヨーグルトには肺を潤す作用があり、

ルッコラや春菊などスパイシーなグリーンは止咳作用があるので、

肺をいたわりたい秋にはオススメの食材です。

キノコ類は補気の働きで免疫をアップしたり、

胃腸の働きを整え、便秘改善にも役立ちます。

フラットブレッドはアメリカのレストランで人気ですが、

言ってしまえばピザのようなものです。

いわゆるアメリカンピザより生地が薄く、トッピングもいろいろ。

今回はチーズの代わりにヨーグルトを使ったので、

カロリーも大幅カットな上に、冷めても美味しいので

パーティーのフィンガーフードにもいいですよ!

簡単でちょっとおしゃれなかぼちゃのフラットブレッドで

冬に備えて免疫アップ!

ぜひおためしくださいね。


SAI*dining おいしくきれいに

ブログではナパバレーでの生活や

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清水えり

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。

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