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薬膳でエナジーアップ!春野菜たっぷりシトラスサラダ
新生活が始まって一ヶ月くらいたつと、気を張っていて気がつかなかった疲れやストレスが表に出てきてしまうのが五月病。
特にゴールデンウィークでお休みを挟むと、休み明けにやる気が出ないな〜なんてことも。。。
今回は今が旬のスナップエンドウとグリーンピースのダブルエンドウを主役に、
アスパラやセロリ、オレンジを合わせた緑いっぱいのサラダレシピをご紹介します。
ちょっと落ち込んだ気持ちをアップして、疲労回復、
気の巡りを良くしてスッキリさせてくれるはず!
お鍋一つで簡単5分!温野菜でも冷たくしても美味しくいただけますよ!
<春野菜たっぷりエナジーアップシトラスサラダ>
材料(2人分)
スナップエンドウ:12本(だいたい一握り)
グリーンピース(冷凍でも生でも):1/2カップ
アスパラガス:4本
セロリ:1本
オレンジ:1個
スライスアーモンドまたはクルミ:お好みで
◉ ドレッシング
ミント(みじん切り):大さじ2
米酢:大さじ2
レモン汁:大さじ2
オリーブオイル:大さじ2
はちみつ:少々
塩:小さじ1/4
粒マスタード:小さじ1
*すりおろしニンニク:小さじ1/2
*玉ねぎみじん切り(あれば赤):大さじ1
*は大人用オプションです。お好みで。
<作り方>
①ドレッシングの材料はオリーブオイル以外の材料を良く混ぜてから
(小瓶にオリーブオイル以外を合わせてよく振ってからオリーブオイルを加えて振ってもOK。より手軽です)
②スナップえんどうは半分に切る。
アスパラとアスパラは斜めに食べやすい大きさに切る。
オレンジは小房に切り分けておく。
③小鍋に少量(底から1cmくらい)の水を塩少々、セロリを入れて蓋をして中火にかけて1分半加熱。
④スナップエンドウ、アスパラを加え、蓋をしてさらに1分半加熱し、グリーンピースを加えて火を止め、蓋をして1分蒸らす。
*冷凍グリーンピースの場合は凍ったまま加え、再び煮立ってから火を止める。
⑤余分な汁気をきって、ボールに入れ、オレンジ、ドレッシングを適量加えてあえる。。
*冷たくしていただく場合は、ドレッシングは食べる時にかけてください。
*レモンミントドレッシングは普通のレタスサラダにも合いますし、
ゆで立て新じゃがに合わせても美味しいですよ!
春はストレスやイライラと関係の深い「肝」が大活躍する季節なので、
特に「肝」の気が上りすぎたり、詰まりやすくなってしまいます。
「肝」の気が上がりすぎると、イライラ、頭痛、不眠、目の疲れなどが出やすく、
「肝」の気が詰まると、胸苦しい感じや食欲不振、落ち込んだ気分やだるいといった不調が出やすくなります。
心と体は繋がっているので、心の不調はすぐに体の不調になって現れます。
心の状態も五臓(肝・心・脾・肺・腎)の影響を受けるので、
薬膳では、その時の気分に影響している五臓を助ける食材を選んでバランスをとることができます。
イライラしている時は上がった肝の気を下ろして、落ち着かせる香りの良いもの。
例えば、ミントやセロリ、ミョウガや紫蘇、三つ葉などの香味野菜や玉ねぎ、
オレンジやミカンなどの柑橘類、ジャスミンティーや緑茶なども落ち着かせてくれます。
気持ちが落ち込んでいる時や不安感がある時は肝の血が足りていないことが多いので、
「血」を増やす補血食材や、「腎」を助ける黒い食材がオススメです。
例えば、ほうれん草やニンジン、レーズンやレバーなどは補血。
春が旬の貝類も肝を助けて血を増やしてくれます。
また薬膳の分類で「安神」作用のある食材も不安感をやわらげてくれます。
アーモンドや蓮の実、小麦(パンやパスタなども)など。
疲労感が抜けない時はエネルギーを補う食材にプラス、「気」のめぐりを良くする食材を。
エネルギー補給には穀類、イモ類に加えて、きのこや豆類、
野菜ではアスパラガスやえんどう、キャベツやオクラがオススメです。
元気になりたい!気持ちをアップしたい!なんて時にはこんな食材を意識してみてくださいね!
ブログではナパバレーでの生活や
料理大学(The Culinary Institute of America) 日記,
アメリカフードトレンドや美味しいもの、ヘルシー食材など
つれづれに更新しています。
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中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。