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初夏の薬膳 そら豆でむくみスッキリ簡単おつまみ
5月から6月が旬を真っ盛りのそら豆は、薬膳的にもこれから梅雨を迎える体に嬉しい食材です。
初夏から梅雨にかけては、蒸し暑さと、冷たい物や体を冷やす物の飲み過ぎ、食べ過ぎで胃腸が弱りがち。
胃腸が弱ると体が重だるかったり、むくみやすくなります。
薬膳でも梅雨時には体内の水や気の巡りをよくして「脾」(胃腸)の働きを助ける食事がポイントとなります。
水の巡りを良くするのにおすすめなのが、豆類!
小豆や黒豆などの乾物だけでなく、
枝豆やグリーンピース、そら豆などのフレッシュな豆は調理も簡単でぜひ取り入れたい野菜です。
これらのフレッシュ豆には紫外線対策にも良いビタミンCや、疲労回復に良いビタミンB、
むくみ解消に良いカリウムも豊富です。
特にそら豆は「脾」の働きをよくして、余分な水分を排出してくれる薬膳効果あり。
塩茹でするだけでも美味しいそら豆で、簡単おつまみはいかがでしょうか?
<ピリッとスッキリそら豆炒め>(2人分)
そら豆(正味):100g
水:50cc
塩:小さじ1/4
ニンニク:1片
オイル(好みのもの):少々
山椒:適宜
①そら豆の薄皮に切れ目を入れる。
②フライパンにそら豆、水、塩を入れて蓋をし、中火で3〜4分蒸し煮にする。
③残った水分を捨てて、オイル、つぶしたニンニクを加えて強めの中火で焼き付ける。。
焼き色がつくように、あまり動かさないのがポイント。
皮がはじけて、こんがり焼き目がついたら出来上がり!
出来立てに山椒を振って召し上がれ!ニンニクも「脾」の働きをよくしてくれる上に、お腹を温めて気と血のめぐりを良くするので、
冷たいものの食べ過ぎやエアコンの冷えが気になる方におすすめ。
山椒も内臓から温める効果があります。
体を冷やしやすいビールのお供にもおすすめな一品です。
<フライパンで焼きそら豆>
もう一つおすすめな簡単おつまみは焼きそら豆。
グリルやガスの火じゃなくても、フライパンで、甘みたっぷり香ばしい焼きそら豆ができちゃいます。
①フライパンにさやごとのそら豆を並べて蓋をして中火にかける。
焼き色がつくまで片面10分くらい、裏返して5〜6分焼いて完成!
そのままでも甘みがぎゅっと凝縮して美味しいですし、
美味しい塩をちょこっと付けても。
旬の食材はその時期の体に嬉しい効果がいっぱい!
ぜひお試しくださいね。
ブログではナパバレーでの生活や
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中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。