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だるさすっきり セロリたっぷり春ヌードル
今年は桜のあと寒い日が続いてましたね。
季節の変わり目は体の中も変化しているので
なんとなく不調になりがちです。
とくに春先は新生活が始まることも多いので体調も崩しがち・・
な~んとなくだるい、やる気がでないなんてことも多いのでは?
薬膳では春は「肝」の働きが活発になる季節だといいます。
「肝」は睡眠や精神状態に関係のある臓腑で、この働きがうまくいかないと、
不眠や不安、イライラしやすい、疲れやすい、やる気がでないなど、
なんとなく不調が出やすくなります。
「肝」は血を司る臓腑でもあるので、「血」が不足しても元気がなくなります。
そこで、今回は、「血」を補って「肝」を元気にして、気分をすっきりさせる
さっぱりフォーレシピをご紹介。
◎シャキシャキセロリの香りフォー◎
<材料>(2人分)
セロリ:1本(5mm角拍子木切り)
イカ:80g(細切り)
長ネギ:1本(白髪ネギに)
香菜・小ネギ:お好みで
フォー:80g
レモン汁:小さじ2
レモン(添える用)適宜
【スープ】
・水:2カップ
・昆布:5cm
・にんにく1片(つぶす)
・生姜:スライス10枚
・酒:大さじ1
・昆布茶:小さじ1/2
・ナンプラー:大さじ1/2
・塩:適宜
<作り方>
①スープの材料を鍋に入れ、弱火にかけ、出汁を取る。
②煮立ってきたらイカをさっとスープにくぐらせて加熱し、
セロリも10秒ほどスープの中で煮て取り出す。
③スープをこして、塩で味を整えレモン汁を加える。
④器にゆでたフォーをいれてスープを注ぎ、セロリ、イカ、
白髪ネギを盛る。
好みで香菜とネギをトッピング。
レモンを添えて絞りながらどうぞ!
レモンの酸味でさっぱりなフォー。
薬膳では春は酸味を取り入れることで、
「肝」の働きを助けます。
イカも「血」を増やして「肝」を助ける食材です。
また、春は「気」が上に外にのびのびと発散される季節なのですが、
セロリや香りのいい食材は「気」をめぐらせて、
うまく発散させてくれます。(理気類)
ストレスなどで「気」がつまりがちな方は、
香りのいいものを食べる、柑橘類をデザートになどがおすすめ。
「気」がつまると、「肝」の働きも悪くなってしまいます。
そして、ネギや生姜、香菜などは体を温めて発汗させてくれる辛温解表類。
風が強く、外から悪いものが体に入ってきやすい今の時期に
食べたい野菜たちです。
「SAI*dining おいしくきれいに」
ブログでもいろんなレシピや
日記などいろいろ更新中。
よかったら遊びにきてくださいね~!

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。