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ぽかぽか風邪予防♪もちもち海老れんこんまんじゅう
関東では年明けからず〜っと晴れ続き!
空気もカラッカラに乾燥しています。
そうなると、やっぱり喉や鼻の粘膜も乾燥して風邪をひきやすく、
インフルエンザもまだまだ流行中ですね。
冷えると胃腸のはたらきも悪くなって、胃が重かったり便秘ぎみになったりもしがち。
胃腸が弱ると、全体の免疫機能も落ちてしまいます。
そんな今の時期おすすめなのが、
肺を潤したり、胃腸の働きを整えてくれるレンコンです♪
薬膳では喉や鼻、肺を潤したり、炎症を押さえたりする作用がある食材ですが、
栄養的にも粘膜を強くする成分が含まれていたり、
消炎止血作用のあるポリフェノールのタンニンが含まれています。
そんなレンコンの栄養を効率よくとるには、すりおろして使うのがおすすめ。
レンジで簡単,とろとろ葛餡でほっこりあったまる、レンコンまんじゅうレシピをどうぞ!
◎もちもち海老れんこんまんじゅう
<材料>2人分
れんこん:150g
片栗粉:小さじ2
塩:ひとつまみ
海老:4尾
銀杏:6個(または甘栗4個)
●銀あん
出汁:1カップ(200cc)
干し椎茸:1枚分
薄口醤油:小さじ2
みりん:小さじ2
酒:小さじ1
生姜の絞り汁:小さじ1
水溶き葛粉(葛粉小さじ1〜2+水大さじ1)
*下準備:干し椎茸をハサミで細切りにし、出汁に漬けておく。
①レンコンをすりおろし、(おろしきれなかった分はみじん切り)
片栗粉、塩を混ぜる。
②海老はさっと湯通しし(臭みを取るため)半分に切る。
広げたラップに①の種を半分乗せ、海老、茹でた銀杏(または甘栗)を埋め込む。

③レンジ用シリコン容器か耐熱容器に並べ、600wのレンジで2分半〜3分加熱する。
*2分半まずかけて、様子をみて加熱してください。
④小鍋に水溶き葛粉以外の銀あんの材料を入れて、ひと煮立ちさせ、
水溶き葛粉を加えてとろみをつける。
⑤れんこんまんじゅうに④のあんをたっぷりかけてどうぞ!
お好みでネギの小口切りや柚子の皮などを散らすと、おもてなし風に♪
とろ〜り熱々の餡かけで、おなかの中からあったまります。
最初に書いたように、レンコンは風邪予防にとってもよい野菜ですが、
海老も冬に養生したい「腎」を助けて、陽気を補うので冷え改善にいい食材。
銀杏も腎を助けて、肺の乾燥を潤します。
甘栗の場合でも、やはり腎を助ける働きを、胃腸を元気にしたり、
エネルギーのもと、「気」を補って体を温めてくれます。
生姜や干し椎茸も冷え改善にいい薬膳食材なので、
このひと皿で強力に体があたたまりますよ〜♪
※2017年7月25日付けで一部内容を訂正いたしました(レシピブログ編集部)

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。