2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。
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夏の推しメニュー!お鍋ひとつでトマトライス♪夏薬膳
2014-08-14 10:00 公開
お盆休みに入りまして、夏休みもど真ん中ですね。

今月はこちらの連載でも「夏の私の推しメニュー」月間ということで
まずは「夏休みのぱぱっとランチ」なんですが・・
小学生から高校生のお母さんたちは
夏休み、ほんと昼ご飯困る!という話は聞くのですが、
実体験がないもので、子供が好きそうなものは作れん・・・
ということで
夏休み関係なく、家にあったものですぐ作れる、
ちょっとお疲れな大人に贈るレシピです。
◎お鍋ひとつのトマト丸ごとライス
<材料>(2〜3人分)
トマト:2〜3個(300g)
ツナ缶(ノンオイルかライト):小1缶
ズッキーニ:100g
玉ねぎ:1/2個
生姜:1/2片
にんにく:1片
昆布:3cm
米:1合(180cc)
酒:大さじ1
醤油:小さじ1
*オイル:小さじ1(私はココナッツオイル使用。ごま油オリーブオイルなどお好みで)
あれば・・・実山椒の佃煮
大葉、茗荷:お好みで
*ツナ缶をライト缶を使う場合はオイルは不要です。
<下準備>
米はさっと洗って(研がなくてOK)ザルにあげておく。
玉ねぎ、ズッキーニは1cm角切り。
トマトはヘタを取るだけ。
生姜、にんにくはみじん切り。
ツナの缶汁、酒、醤油に水を合わせて180ccになるように合わせる。
①ご飯を炊く鍋(ストウブやルクルーゼなど)か炊飯器で炊く場合はフライパンに
にんにく、生姜、オイルを入れ(ライトツナの場合は缶汁を大さじ1程度)弱火にかける。
ぱちぱち音がしてきたら玉ねぎ、ツナ缶を加え、ふたをして玉ねぎが透き通るまで
蒸し炒めにする。
②ズッキーニと米を加えて全体が熱くなるまで炒める。
③はかっておいた水分と昆布、実山椒を加え、トマトを丸ごと乗せて炊く。
お鍋なら沸騰するまで中火で、煮立ったら弱火にして10分。
5分蒸らす。
②で炊飯器に移し、水分、昆布、実山椒、トマトを乗せてスイッチポンで。
*加える液体はお吸い物よりちょっと濃いかな?くらいに塩で味を整えてから加えます。
④トマトを軽くつぶしてから取り出し、ご飯をざっくり混ぜる。
⑤ご飯を盛りつけてからつぶしたトマトを乗せ、刻んだ大葉と茗荷をのせてどうぞ!
トマトがどーんのビジュアルがピラフかと思いきや、
和風な味わい。
トマトや玉ねぎ、ツナ缶など常備食材でできて、
お鍋で炒めて炊くだけの簡単レシピです。
夏らしくズッキーニなんていれましたが、
なければエリンギや椎茸などのきのこや、
はたまた玉ねぎを倍量入れるとか、パプリカやピーマンなどでも、
ちょこっと残ってる野菜でOKです。
あれば。。。と書いた実山椒は実は結構効いていて、
食欲をそそる味なのですが、佃煮はあちこちで見かけるものでもないので。。。
粉山椒を最後に振るのでも十分です。
さっぱりとした和風リゾットのような味わいで、
私も家族もかなりお気に入りなランチになりました。
こちらに書いたように、トマトやズッキーニは
体にこもった熱を冷ます夏バテ予防食材。
大葉や茗荷もこもった陽気を発散させて発汗を促し熱を冷まします。
プラス、この夏流行しているらしい夏風邪予防にもいい食材です。
また香味野菜や山椒などスパイスは香りの作用で気を巡らせてるので
ストレスが多い時(夏休みとかお盆休みって意外になにかと・・・?)や
冷房の効いた部屋でじっとしていることの多い
デスクワーカーさんにおすすめです。
ツナの原料、マグロやカツオは補気で
これまた疲労回復に。
夏バテ、夏疲れ、暑さ対策におすすめ推しランチメニューです♪


中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。