薄力粉とベーキングパウダーを合わせて2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
大きなボウルにふるった粉、塩、次いでバターを入れる。両手を使い、指先でこすりながら混ぜ合わせる(決して指に力を入れない)。このとき、手は胸の高さまで持ち上げるつもりで、ボウルから15〜20cm上だとよい。
しばらくして、生パン粉状になったら、レーズンを入れ軽くかき混ぜ、牛乳を加え、手で生地をまとめる。
作業台とのべ棒に小麦粉をふるい、3の生地を1cm程度の厚さの円(直径15cm程度)にのばす。
厚手のフライパンに薄くバターを塗って温め、火は弱火で、4の生地をおき、フォークなどで表面を軽く刺す。約15分焼き色が付くまで焼いたら、ひっくり返して約10分焼く。
焼き上がったら放射状に切り分け、バターを塗り、熱いうちに食べる。
本当はバターとラードを半分ずつ入れますが、このレシピではバターのみで作りました。
2の作業はフードプロセッサーを使ってもよし。
牛乳は形をまとめるのに使います。もしまとまりが悪ければ、もう少し牛乳を加えてみてください。
イギリスのお菓子にしては甘くなく、砂糖を加える料理本でも入れるのは少しだけ。甘みを加えたければ、このレシピの場合は、砂糖を10〜15g程度入れるとよいでしょう。