弱火でバターをゆっくり溶かし、バターが完全に溶けきらないうちに薄力粉を入れます。ヘラで混ぜ返しながら、じっくり炒めて、ホワイトソースの基本となるルーを作っていきます。
最初はバターと薄力粉が「もったり」していますが、1~2分炒めていくと、少しずつ「なめらか」に変化。クリームのような状態で、バターと薄力粉が十分に馴染んだように見えるのですが、実はこの段階ではまだ薄力粉が「粉っぽい」状態。弱火でしっかり3~5分くらいかけて炒めて粉っぽさをなくします。
弱火で炒め続けていると、フツフツと気泡がわいてきます。この状態になると、ルーの温度は100度以上。 全体が白っぽくなり、サラッとなめらかな感触になります。
ここですぐに火を止めます。
ここから牛乳を加えていきますが、ポイントはルーと牛乳の温度差が、なめらかなソースに仕上がります。
今回はルーを少し冷まし、牛乳を温めて温度差をつけていきます。
アツアツのルーを濡れ布巾の上に置き粗熱をとります。
その間に、別の鍋で牛乳を弱火で幕が張らない程度まで温めます。
牛乳が温まったら、ルーのフライパンを弱火で熱し、牛乳を3回くらいにわけて加えて、泡立て器で混ぜながら再沸騰させます。
すくい上げると、落ちてきたソースが筋になるくらいのとろみ具合で火を止め、塩と白こしょうで味を調えます。
1.バター:薄力粉:牛乳=1:1:10
2.ルーと牛乳の温度差のつけ方は二通りあります。
a,熱々のルーに冷たい牛乳を注ぐ
b,ルーを冷まして、温めた牛乳を注ぐ
今回b、のパターンで作りました。
冷たい牛乳が温まり再沸騰するまでに時間がかかり、ルーが焦げやすくなってしまいます。