2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

春から初夏におすすめ薬膳ハーブティー

  
いよいよ5月、緑も鮮やかに気持ちのいい季節になってきました。

薬膳では春は肝の気をのびのびとさせることがポイントと
こちらでも書いたのですが、(<薬膳の基本>春の薬膳 〜肝〜)

ストレスと肝には深いかかわりが!

4月から生活が変わった方はそろそろ気が張っていたのが
疲れてくる時期ではないですか?

5月病とも言うように、この時期は精神的な疲れが出やすい時期。
しかも、それが体調にも影響しやすい時期でもあります。

薬膳では病気や不調の原因の多くは「気」の不調からと考えられています。


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今日はそんな気の流れを整えてよくしてくれるお茶をご紹介。

身近にあるハーブやスパイスで手軽にできちゃいます。

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今回使うのはこの3つ。

ベースはカモミールティーにローズマリーとフェンネルシードを合わせます。

<分量>(2人分)
カモミールティー(ティーバッグ):1個
ローズマリー;フレッシュなら1枝、ドライなら小さじ1
フェンネルシード:小さじ1
水:2カップ

①フェンネルを水から入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして
 ふたをして2〜3分。ローズマリーを加えて火を止め1分蒸らす。

②ティーポットにカモミールのティーバッグを入れて①を注ぐ。
 1〜2分おいてカモミールの香りが出ればOKです。

 お好みではちみつを加えてもいいですね。

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フェンネルは薬膳や漢方では小茴香(しょうういきょう)と呼ばれていて
気のめぐりをよくして、胃腸の働きをよくする作用があります。
胃薬の太○胃散にも入っているさわやかな香りのもの。

食べすぎの時に数粒噛むとムカムカがすっきりしますよ♪

ローズマリーも薬膳?と不思議な感じがしますが、香りのいいものは理気の作用があり、
中でもローズマリーは体を温める作用もあるので、血行もよくなりおすすめです。
抗酸化作用も強く、「若返りのハーブ」とも言われているんです!

カモミールはリラックス作用のあるお茶としてよく使われますが、
胃腸の緊張を和らげたり、緊張による痛みをやわらげてくれるので
生理痛の改善にも。

さわやかな香りですっきりした味わいのとても飲みやすいハーブティーなので、
一日中いつでも飲んでリラックスしてくださいね!



  <本日の薬膳食材>   

    フェンネルシード(小茴香 )

 性質:温
 味:辛
 帰経:肝:腎:脾;胃
 理気和胃 散寒止痛

<薬膳の基本>食材の五味・五性・帰経

今日も見てくださってありがとうございました!
よかったらブログの方も遊びにきてくださいね♪
SAI dining* http://ameblo.jp/fani0912/

清水えり

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。

ブログ「SAI dining」も好評執筆中。

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