2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

紫外線対策!薬膳で美肌?

  
5月になっていよいよ紫外線も強くなってきました。
お肌や髪の紫外線ダメージが気になる季節です。

紫外線対策にはまずは浴びすぎないことが一番なので、
日焼け止めや防止、UVカットの衣類などで防御したいものですが、
浴びてしまったら?

まずはお肌のクールダウン、そして食事でも対策をしましょう。

美肌薬膳は体質やタイプによって違ってくるのですが、
今回は日焼けや紫外線によるシミそばかす対策にしぼってお話します。

まずは急な日焼けで赤くなってしまった時に。

これは肌が炎症を起こしているので、この炎症を抑えて熱を冷ます養生をします。
外からは化粧水などをたっぷりめにパッティングして、
水分を補って熱を冷まします。

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内側からも冷ます食材と血の熱を冷まして解毒をする食材がおすすめ。

トマトやきゅうり、アスパラガス、ズッキーニ、茄子などの夏野菜や
アロエ、やレンコン、キクラゲ(白・黒)などです。

筍や里芋、豆類もデトックスを助ける食材です。

紫外線による肌ダメージの回復を助けるためには
血を補ったり気を作り出す「脾」の働きをよくするのもポイント。

血を補うためにはプルーンやライチ、なつめ、アーモンドなどのドライフルーツやナッツ、
人参、ほうれん草、エゴマの葉、パセリなどの野菜に加えて
牛肉やかつお、イワシ、鮭、イカ、アサリなどの動物性のタンパク質も必要です。

そして「脾」の働きを助けるのは
米、麦、雑穀などの穀類、イモ類、豆類や
レタス、キャベツ、枝豆、トウモロコシ、レンコンなどになります。

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次に、紫外線によるシミそばかす対策におすすめの薬膳は・・

シミや肌のくすみは瘀血(おけつ)という血が汚れてしまっていることが原因となります。
瘀血になると全身に栄養や気を運ぶことができなくなり、肌の老化が進みます。
新陳代謝も落ちてしまい、肌のターンオーバーもスムーズに出来なくなってシミの原因に。

瘀血状態を改善するのにおすすめの食材は
菜の花、ニラ、ミツバ、レンコン、青梗菜、黒きくらげなど。

動物性のものではイワシやサバ、さんまなどの青背の魚や赤貝など。

甘酒など麹を使った発酵食品もおすすめです。

また、くすみのない明るい肌には、肌や髪と関わりの深い「腎」のケアも大切です。
<薬膳の基本>季節と五臓〜腎〜

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肌が乾燥していると紫外線ダメージを受けやすいので、
皮膚と関連の深い肺を潤し、乾燥肌にいい食材も取り入れましょう。

杏仁、松の実、白きくらげなどの乾物や
杏(アプリコット)、いちじく、ビワ
アスパラガス、オクラ、瓜類などは、旬の時期でおすすめです。

次回は美肌におすすめのレシピをご紹介します。
ぜひまた見てください♪

ブログでもレシピや日々のいろいろ更新中。
よかったら遊びにきてくださいね!

SAI*dining








清水えり

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。

ブログ「SAI dining」も好評執筆中。

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