筋肉料理人の家呑みレシピと時々、アウトドア

∩・∀・)こんにちは〜筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですかあ〜
皆さん、お元気ですかあ〜
11月最後の日曜日、皆様、如何、お過ごしでしょう?
わたくし、筋肉料理人は、久々にまったりとした日曜日を過ごしております。来月、ちょっと忙しいみたいで、今日は骨休めですね。

今週、地元、佐賀県みやき町の原古賀公民館で開催された、「ふれあいサロン」で、佐賀県在住の中国残留孤児の方々が教えてくれる、餃子作り体験があったので、餃子好きな私は行って参りました。
このイベントは帰国された残留孤児の皆さんとのふれあいを目的としたイベントで、恥ずかしがり屋の私は大丈夫かなと思ったんですが、料理がつなぐキズナってやつで、しっかりと交流してきました。
当日、中心になって教えてくれたのは馬(まあ)さん。奥様が残留孤児で、ご夫婦と娘さん3人で日本に来られたそうです。馬さんは清真料理(チンジョンりょうり)っていう、中国でも新疆ウイグル地区に住む、回族(イスラム、ムスリム)の方々の料理が元になった中華料理で、イスラムの教えに則り、豚肉、一部の魚、酒を使わないんだそうです。
馬さんは日本語を喋られるんですが、私には聞き取りにくく、最初の自己紹介で
「かいぞく」
「ちんちぇんりょうり」
等と言われている意味がわからず、????って感じだったんですが、料理を作り、先に進むにつれ、理解できるようになりました。何より、漢字で書くとわかるのが有りがたく、手のひらに指で書く筆談で、「かいぞく」=「回族」ってわかり、ああ〜ウイグルに近いところの人なんだと、一気に理解がすすみました。

これは餃子の具をねってるところなんですが、肉が牛肉、野菜は玉ねぎだったんですよ。私的に中国餃子は野菜メイン、豚肉が少しってイメージだったので、あれ〜なんて思っていたんですが、イスラムの教義に則った餃子だから牛肉かあ〜と、後になって納得しました。
牛肉と玉ねぎは1:1で、鶏ガラスープの素、塩、しょうゆ、うま味調味料で味付けし、しっかりと時間をかけて寝られていました。

水餃子の皮も当然、手作り。中力小麦粉がいいんですが、中力は色が少し黒いので、薄力粉を少し混ぜると言われていました。塩と水で練って寝かせ、弾力が出たところで棒みたいに伸ばし、手で千切り、団子にします。団子は綺麗な丸にし、それを手のひらで潰したあと、餃子用の麺棒(片側にテーパーが付いてる)で伸ばすんですが、左手で皮を回しながら右手で麺棒をしごき伸ばします。こうすると皮の中心部分が厚くなるんです。水餃子の皮は中心部分が厚くないといけないそうで、薄いと具を包み、湯がく時に破れるそうです。


これを大量の湯に塩を少し入れて湯がきます。
湯がき時間は10分くらい。
話を聞いてると、なんとなくうどん作りにも似ています。中国の餃子は、おかずではなく主食らしいです。私のうろ覚えの記憶によると、中国はとても広く、暖かい地域、寒い地域、乾燥した地域、標高が高い地域など、各地で自然環境が大きく違います。だから、食べ物も、米を主食にする地域と、小麦を粉にした小麦粉を食べる地域に分かれてると聞いたことがあります。だから、小麦粉を使う水餃子はうどんのような主食にもなるものなんだそうです。もっとも、日本人はうどんを食べながらお握り、稲荷を食べるという、主食、主食民族なんですが。
馬さんのお話では、お客さんをおむかえするときは八菜(8種類の惣菜)を用意し、これに汁物と水餃子をつけてもてなすのだそうです。まさに主食ですね。

タレはしょうゆに酢、ごま油、うま味調味料と、みじん切り餃子を混ぜたものです。味はあっさり味を基本にしながら、柔らかく茹で上がった皮に腰があり、肉入りうどんを食べてるみたいです。材料が同じなのだから当然ですが、これは主食だなあと感じました。
会食の時、馬さんと並んで食べたんですが、馬さんは餃子に、ほんのちょっとのタレしかかけません。日本人は餃子をたれに泳がせるようにして食べますが、これは日本人が餃子をおかずとして食べてるからなんだろうなあと、かってに思いました。日本と中国の食文化の違いを感じて面白かったですねえ。馬さんとも話が弾みまして、お開きの際に、記念に私のレシピ本をプレゼントしました。また、機会があったら一緒に料理をしようと言ってもらったので、次は焼き餃子を習いたいです。焼き餃子もまた面白そうですよ。
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