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優しく冷やす?冬瓜風きゅうりのスープ煮
まだまだ猛暑日が続きますね。
ただいま一時帰国中なのですが、気温の高いことより、
湿度が体にこたえます。
湿度が高いと、汗がうまくかけなくて気がつかないうちに
熱中症になっていることも。。。
そこで、前回に続き、夏野菜でクールダウン。
今回はきゅうりです。
きゅうりは体を冷やす効果が高く、体に水分をたっぷり補給してくれるのですが
生でたくさん食べすぎるとおなかが冷えてしまいがち。
そこで、加熱してスープや煮物で食べるのがおすすめです。
冬瓜風きゅうりのスープ煮
<材料>4人分
きゅうり:4本
干し椎茸:4枚(水1/2カップで戻す)
生姜:1片
出汁(和風または鶏ガラスープ):1 1/2カップ
酒:大さじ1
塩、しょうゆ:少々
オイスターソース:あれば少々
水溶き片栗粉:適宜
①きゅうりは皮をむいて、種をスプーンで取り除く。
大きめ一口大に切る。
生姜は千切り。戻した椎茸も細切り。
②出汁と①を鍋に入れて中火で煮る。
煮立ったら弱火で5分ほど煮て、きゅうりが透き通ってきたら
塩としょうゆ、あればオイスターソースで味を整え、
水溶き片栗粉でとろみをつける。
*熱々でも、冷やしてもおいしくいただけます。
冷やすと塩分を感じやすいので、
冷製にする場合は薄めにするのがポイントです。
<薬膳メモ>
きゅうりの性質は「寒性」なので、
体を冷やす作用が強い野菜。
ほかに「寒性」の食材はスイカ、ズッキーニ、ゴーヤや豆もやし、空芯菜など。
薬膳では寒性や涼性の食材を上手に取り入れて
熱中症対策をしますが、こればっかりだと冷えすぎます。
職場が屋内の方は冷房病で逆に冷えが気になりますし。
そこで冷やす野菜も加熱をしたり、温める食材や
補気の食材と組み合わせで冷えすぎを防ぎます。
今回は温める代表、生姜と、
温性で補気の食材、干し椎茸を合わせました。
きゅうりは今の時期、
5本10本でお買い得だったり、家庭菜園でもとれすぎたりしますが、
加熱をすればぺろっと食べられます。
特に家庭菜園で大きく育ちすぎちゃったきゅうりは
サラダだといまいちですが、この食べ方はおすすめ!
ぜひ試してみてくださいね!
ブログではナパバレーでの生活や
料理大学(CIA) 日記などいろいろ更新中。
ぜひ遊びにきてくださいね!

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。