2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

秋の潤い朝食に!クリーミーエッグベネディクト

  
薬膳では秋は乾燥対策が大事だと
こちらでも何回も書いていますが、これからの時期、
暖房も入れるようになると、さらに乾燥がすすみます。

<薬膳の基本>秋の薬膳〜肺を潤して乾燥対策

お肌の感想も気になるところですが、喉や肺が乾燥すると
免疫が落ちて風邪をひきやすくもなるので、食べ物でも潤いをしっかり補いたいものです。

そんな潤いを補う食材として卵や牛乳など乳製品があるのですが、
あら、朝食の定番じゃないですか!

ということで、こんな朝食メニューはいかがでしょう?

エッグベネディクト

◎クリーミーエッグベネディクト

<材料>(2人分)
卵:2個
イングリッシュマフィンまたはホワイトロール:2個
レタス:適宜
*レンジホワイトソース
小松菜:2株
ハム:2枚
玉ねぎ:1/4個
生姜:5g(1/2片)
米粉:大さじ1
牛乳:150cc
塩・胡椒:適宜

①レンジホワイトソースを作る。

小松菜:2cmに切る。
ハム:5mm幅くらい。
玉ねぎ:繊維と直角に5mmスライス
生姜:千切り

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玉ねぎに塩ひとつまみふって、耐熱容器に入れ、ハム、生姜も入れる。
ラップをして600wレンジで1分加熱。

小松菜、米粉を加えて混ぜ、ラップをしてさらに1分加熱する。

IMGP7364.jpg

牛乳を加えてよく混ぜ(ダマが残らないように)さらに1分〜1分半、
とろみがつくまで加熱する。

塩、胡椒で味を整える。

②ポーチドエッグを作る。

水を沸騰させ、酢を大さじ1程度入れ、弱火にする。
鍋の湯がうずを巻くように、菜箸でぐるぐる回して流れを作る。
卵を器に割り落としてから、渦巻きの中心にそっと落とす。

好みの茹で加減で取り出す。(2〜3分)

パンをトーストし、レタス、ポーチドエッグを乗せてホワイトソースをかける。

*レンジでポーチドエッグ

耐熱容器に卵を1個入れ、水50cc、酢小さじ1/2を静かに加える。
黄身に竹串で3箇所穴をあけ、ラップをふわっとかける。
600wで1分加熱。
1回取り出し、器をぐるぐる回してから再び10〜20秒好みのかたまり加減に加熱する。

注1)レンジでポーチドエッグを作る場合は、必ず1個ずつ作ります。
注2)爆発する可能性があるので、穴はしっかり器の底に串がつくまで刺します。
   50秒〜1分のところで爆発することが多いので、
   1回取り出して器をゆすって水蒸気を抜きます。

IMGP7369.jpg


エッグベネディクトといえばオランデーズソースですが、
卵黄にたっぷりバターで作るソースはそれだけでなかなかの高カロリー。

ということで、野菜も入ったホワイトソースを添えました。

玉ねぎの甘さやシャキシャキ食感のおいしい
クリーミーなホワイトソースはレンジで簡単に作れるし、
バターを使わない分、カロリーダウン。

そして、ソースの具の小松菜やハムも薬膳では潤いを補給してくれる
美肌&肺強化の食材です。

ポーチドエッグはレンジバージョンだと、黄身も白身もちょっと固めですが、
忙しい朝には全部レンジで作れるとラクですし。。

この一品で栄養バランスもばっちり、薬膳的にも秋におすすめの朝食メニューです。

<本日の薬膳食材>

◎潤い補給食材(滋陰)

:平性 肺・脾・胃・心・肝・腎 (貧血、疲労回復、美肌に)

牛乳:平性 心・肺 (乾燥肌、乾燥性便秘、不眠に)

豚肉(ハム):平性 脾・胃・腎 (咳、便秘改善、疲労回復に)

小松菜:平性 脾・肺・大腸  (便秘改善、血行促進、免疫アップに)


<薬膳の基本>食材の五味・五性・帰経

ブログでもレシピや日々のいろいろ更新中。
よかったら遊びにきてくださいね!

SAI*dining
清水えり

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。

ブログ「SAI dining」も好評執筆中。

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