TOP > 特集&連載 > Recipe&Life インタビュー
レシビブログインタビュー:recipe & life「おいしい暮らし」前・後編  毎月二回更新
第26回目 SAKE TO RYOURI かめきちパパさん 後編
SAKE TO RYOURI かめきちパパさん  へ

Update:2010.03.19  text rumiko igaki photo kamekichipapa


〔インタビュアー(以下イ)〕  後編も引き続き、よろしくお願いします。さっそくですが、主夫としても忙しい毎日を過ごしていらっしゃるかめきちパパさんの、1日の生活スケジュールを教えてください。


〔かめきちパパさん(以下か)〕  はい。毎朝7時に起床します。それから、朝食を作って子どもと嫁さんを送り出します。送り出したら洗濯ものの片づけや掃除など。9時から10時くらいまでブログのコメントの返信やメールの返信をします。それから、料理の写真の整理などをして、10時過ぎからその日の夕食の買い物に出かけます。買い物は午前中のうちに済ませてしまいます。1時間30分ほどで帰宅。12時頃から昼食を作って食べます。昼食の後、子どもたちが帰ってくる3時頃までは自由時間です。

この自由時間に、レシピを考えたり、冷蔵庫の整理やキッチンの掃除などをします。いつもだいたい、夕方5時くらいから晩ご飯を作りを始めます。作りながら娘の学校の出来事を聞いたり話をしたりします。
そして、ご飯の前にお風呂に入って晩ご飯の時間がだいたい7時です。 そして、夜の9時くらいからは、翌日のブログの更新準備をします。 あとは日によって色々と違いますが寝るのはだいたい2時頃です。


〔イ〕  詳しく教えて下さり、ありがとうございます。午前2時に寝るのは随分、遅寝ですね。


〔か〕  そうみたいですね(笑)。もともと、睡眠時間は短くても大丈夫で逆に寝すぎると 頭がボーっとして1日、何も考えられなくなるんです。
遅寝遅起きだったのですが、今はそういうわけにもいかず早く起きていますが、その分、土曜日なんかに朝9時ごろまで寝て寝だめをしています。


〔イ〕  なるほど、寝だめはいいですね(笑)。 家の事は普段、かめきちパパさんが中心になさっていらっしゃるのでしょうか?


〔か〕  そうですね、今はほとんど私が中心ですね。家のものを買う時も小さいものは私がすべて決めているかも。大きいものは嫁さんと相談しますが私の意見が大きく占めてます(笑)。ちなみに、嫁さんは悩んだら買わない、堅実なタイプです。私はどれを買うかに悩みますが買うと決めたら絶対に買う。浪費家タイプかもしれません(笑)。


〔イ〕  ご夫婦のバランスが取れていらっしゃるんですね。では、ブログ以外の楽しみや趣味をお聞かせください。


〔か〕  趣味と言うかどうかはわかりませんが…ボーイスカウト活動に参加しております。月に2回ほど、ボーイスカウトの子どもたちと一緒に街や山を歩いています。このときに、写真を撮ったりも。デジタルカメラは絶えずカバンの中に入っていますし、旅行などにも必ず持って行き、家族の写真や風景を撮っています。なので、カメラも趣味なのかもしれませんね。
あと、最近は週に1回バドミントンで汗をかいています。バドミントンがあれほどハードなスポーツだと思いもしませんでした(笑)。 普段の運動不足を痛感しました。


〔イ〕  かめきちパパさんの撮影した、料理以外の風景も、たまにブログにチラッと載っていますけれど、紹介文付きで見てみたいですね!


〔か〕  もともと、文章力が無いので今のブログも料理の写真が大半を占めてます。もっと、文章力があればいいなぁっていつも思っています。
料理以外の写真にも力を入れたいですが、そんな余裕は未だにありません。ご勘弁をm(__)m。 でも、たまには載せていこうと思っています。


〔イ〕  バドミントンは、以前、なされていたとかでしょうか?


〔か〕  バドミントンですか。今までまったくやったことなかったんですよ。だから、余計に楽しいのかも。



〔イ〕  かめきちパパさんは、子供の頃や学生時代はどんな風に過ごしてましたでしょうか? その頃から食へのご興味があったのでしょうか?


〔か〕  子どもの頃ですか〜。とにかく、よく外で遊んでいた記憶しかありません(笑)。
学生の時は少しはクラブ活動をしましたが、なんだかすべて中途半端に終わった感じです。何事につけても熱しやすく冷めやすいタイプだったのかもしれません。そんな、私がこんなに長くブログを続けられてるのが、自分でも1番不思議です(笑)。
もともと、うちの父親が家で料理を作っていたこともあって、特に男が料理を作るというのに違和感はありませんでしたので、料理には興味がありました。
最初に作ったのは小学校3年生の時に作ったインスタントラーメンです。 料理とはいえないかもしれませんが…とにかく緊張して作ったのを覚えています。


〔イ〕  インスタントラーメンは美味しく出来ました? あ、お湯を入れるだけ、の方ですかね…。かめきちパパさんのブログの2007年5月の、「おやじを偲ぶ」の日。更新のお休みを伝える短い文章ですが、だからこそ、かめきちパパさんにとって、お父様の大切さや、偉大さが伝わる内容で印象に残っています。お父様はどんな方だったのでしょう?


〔か〕  父親は一言で言うと「我慢強い人」でしょうか。どこがどういう風に、ってことはないのですが、小さい時から父親を見て現在、私が父親になった今、色々な部分でそう思えるのです。 少々長くなってもよろしいですか?(笑)。


〔イ〕  はい。ぜひ、お聞きしたいです!


〔か〕  父親は2年間、肝臓の病気がきっかけで、闘病生活が始まりました。 元々が病院嫌い、少々の熱などでは病院には行かずに自力で治していたような人です。 そんな父親が病院に行こうと思ったのですから、相当辛かったのだと思います。
でも、病院にかかりだすと先生の言うことはよく聞いて、好きなお酒もやめ、食事も節制していました。 よく「病院の先生の言うことは聞かなしゃあないなぁ」と言っていました。 きっと、私たちのため孫のために、少しで早く病気を治そうと思っていたのでしょうね。

私たちの家と父親の家までは自転車で10分ほどのところだったので、私も「介護」らしきものは2年間頑張ったつもりです。 当然、ヘルパーさんの力添えもあってのことですがね。肝臓の病気を発端に他の病気もいろいろとわかって、ほんと入退院の繰り返しでした。 治療もいろいろと受けて手術も2回ほどしました。それでも、父親は「しんどい」とか「辛い」、「苦しい」などの言葉はひと言も発しませんでした。ほとんど毎日のように父親に会いに行っていましたが、いつも、決まって「お〜来たんか」から始まる親子の会話がありました。

父親の姿を見ていると「きっとしんどいんやろうなぁ」とか「辛そうやなぁ」とか よく思ったものです。 父親の姿を見て病気になって治療を受けるにも「覚悟」が必要なのだと、思うようになりました。 そして、父親との同居も嫁さんと相談して考えだした矢先に亡くなってしまいました。
病院ではなく自宅で最期を迎えた父親、なんとも父らしいと思いますし、最後まで立派な父親だと思っています。


〔イ〕  なるほど〜。言葉で言わなくても、その生き様からかめきちパパさんは学ばれたことがたくさんあるような気がいたします。お父様との食に関するエピソードは何かありますか?


〔か〕  父はサラリーマンでしたが、料理は何かしら毎日作っていましたね。母は飲まないので自分の酒のつまみとかは、とんかつ+みそ汁など普通の料理も作っていました。僕は、そんな家庭で育ち、小・中・高と家ではちょこちょこ台所には立っていました。
その頃から人に食べてもらって「美味しい」という言葉を聞くのは好きだったですね…。その気持ちは現在も同じです。 あ、大学に入ってからはまったく立たなくなりましたねぇ(笑)。 遊びにバイトに忙しかったからかもしれませんが。でも社会人になったら鍋料理とか炒め物とか、作れる簡単な料理はよく作りましたよ。 仕事で疲れて帰ってきても、料理を作っている時間は苦にならなかったんです。
それから、友人を呼んでワイワイガヤガヤすることは今も大好きです。 私は一人っ子なので子どものときに静かな食卓だった。 その、反動か人がたくさん集まって食べるのが大好きなんです。


家族との時間が、何よりも大事と話すかめきちパパさん。 実際、お子さんや、奥様ともよく話すそうで、 毎日の夕食も、なるべくみんなで一緒に食べるように心掛けているそう。 ただ1日の最後に少しでも自分の時間を持つようにしているそうで、 この自分の時間の中でリフレッシュするようにしているのが、充実した毎日を過ごす秘訣なのかもしれません。
では、この自分だけの時間に何をしているのかというと…。


〔か〕  時間があるときは、行きつけのBarに行ってお酒を飲んでます(爆)。 職種の違う色々な人とお話ができたりして楽しい時間を過ごせます。 料理とは全く違うお話ができ、リフレッシュができているのかもしれません。 でも、飲みすぎて身体はリフレッシュできてないかもですね(汗)。
それから、「よく料理は自分にとってどれくらい大事ですか」みたいな ことを質問されるんですが、料理を作ったり考えたりすることは毎日の生活の中では必須なことですので特別、大事にしているとかは思っていません。 生きるために食べるわけですから。でも、せっかく作るのだから簡単で美味しいものが食べたいと思う心が他の人より強いのかもしれません。 要は食い意地が張っているだけかもしれませんがね(笑)。


〔イ〕  では、最後に今後の夢を教えてください。


〔か〕  今後の夢ですか〜。もともとは自分のお店を持ちたいと思って調理師免許を取得したり、そのための活動もした時期もあったので夢と言えば「自分のお店を持つ」ということでしょうか。 この気持ちは、今も変わっていませんし、これからも変わらないと思います。 ただ、お店が持てるかどうかは、タイミングだと思っていますので、 無理をしてまで自分の夢を実現させたいとは今の時点では考えられないのですが いつか、お店が持てたら嬉しいですね!


このインタビューで印象に残ったことが、何事も継続する姿勢が大切だということです。 ブログを始められてからしばらくして、料理本の出版や、講演など夢のような出来事が現実となりました。
そして、今ではブログを始めたばかりの人へ良き先輩として、これからのブログメディアに対して何か、ご自身がが出来る事は無いか…と考えていらっしゃいます。 こつこつと継続していくことで、見えてくることがあると、かめきちパパさんのブログは私たちに教えて下さっているような気がします。
そんなところはもしかしたら、お父様の生き様を見て来たからかもしれません。 きっと、ご自身のお店も、ブログを続けていくことでまた、道が繋がっているんじゃないか、そんな風に思います。また、2、3年後にぜひ、お話をお伺いしたいです♪

次回は4月2日(金)アップ予定。「トイロイロ ***happy color life***」のトイロさんのご登場です。どうぞお楽しみに♪



かめきちパパさんのおススメレシピ「ご飯に最適! 鶏バーグの照り焼き」
かめきちパパさんのおススメレシピ「ご飯に最適! 鶏バーグの照り焼き」
BACK NUMBER

c荀>>帥腮帥潟若
違鐚亥 障羇紫激
c荀>>鴻激c篌
c荀>> h鐚篋堺若激
HOT TOPICS

↑PAGE TOP