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筋肉料理人の家呑みレシピと時々、アウトドア

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∩・∀・)こんにちは〜筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですか〜
こちら佐賀県は梅雨明けしました!
先週は大雨が続き、熊本の水俣市などは、大雨で全市に避難勧告が出たほどでしたが、梅雨が開けた途端に乾いた熱い空気が、夏本番が近いことを知らせています。昨日は私の職場でアブラゼミを見ました、まだ鳴いてはいませんが、セミが出てくるってことは、もうすぐ、うだるような暑さがやって来るってことなんでしょうね。

皆さんはミル貝を食べた事はおありですか?
和食の店や寿司屋さんなら刺身か寿司で出てきますよね。
ミル貝はマテガイを巨大にしたような殻から、長い水管が伸びた変わった形をした貝で、海底に殻を埋め、水管を出して生活してるそうです。


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ミル貝ってこんな貝です。
変わった形をしてるでしょう?
写真の貝はミル貝と言っても本ミル貝でなく、代用品とされている白ミル貝です。魚屋さんに並んでるのはこれが多いでしょうね。とっても変わった形をした貝ですが、変わった形をした食べ物って、一般的に美味しい物が多く、魚もフグとかタチウオとか、変わった形をした魚が美味しいです。ミル貝も、とても美味しい貝で、独特の風味に慣れると、お品書きにミル貝を探してしまうくらいです。独特の風味があるんですが、ホヤなどの食通エキスパート向けってほどでは無く、割りと食べやすい貝だと思いますよ。

上の写真でスプーンを手に持ってますよね、これはミル貝をさばくのにスプーンの柄を使うからで、本職の方は「ミル貝むき」って言う、長いヘラみたいな道具を使ってむきますが、スプーンの柄で十分に代用できます。スプーンの柄を身と殻の間に挿し込み、殻から身を外すと、実に微妙な形をしています。。。。


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身を殻から外したら肝と水管(殻から出てる部分)に分けて、水管は湯通ししてから冷水で締め、皮をむき、刺身にします。


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こういう変わった貝は家で調理する機会は殆ど無いと思いますが、実際、大きなスーパーに行くと水槽に泳いでたりするんですよね。しかも、結構、安い値段で売られてたりして驚くことがあります。さばき方を知ってる方なら刺身に挑戦するのもありかもです。下にフォトムービーを貼り付けますので、細かい手順はそちらを見ていただくか、
ミル貝(みるがい)のさばき方
ミル貝(ミルガイ)の刺身
上の記事を見てもらうと、細かい手順を書いてます。


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この写真の刺身は、「そぎ切り、そぎつくり」って切り方で刺身に切っています。
「そぎ切り、そぎつくり」は魚や貝の身を左側から薄くそぎ切る方法で、身のかたい魚や貝を刺身に切るのに向いています。ですが、ミル貝を削ぎ切りにするのは、結構、難しいです。慣れない内は細く着ればおいしい刺身になりますよ。

そして肝です。
実物を見ると、「これが食えるのか?」
きっと、そう思います。
私も、これを食うのかあ・・・・と思いました。
ですが肝と柱、セロリを一緒にバター焼きにしたら、


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味付けはバターと日本酒、醤油にコショウだけだったんですが、一口食べてみると・・・・・


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美味いじゃないですか!
正直、こんなに美味いとは思いませんでした。
コクがあって、味に深みがあります。
刺身を犠牲にして、これだけ作っても?と思うくらいでした。
変わった形をしたものって美味いですね。







実を言うと、この料理は昨年3月に作ったものです。パソコンのHDを整理してたら出てきて、懐かしいなあと思い、フォトムービーを起こしてみました。ミル貝ってのは上にも書いてますが、独特の風味がある、好き嫌いが分かれる食材です。火入れすると誰もが美味しいと感じると思いますが、刺身に慣れると、お酒好きの方なら日本酒を飲まずにはおれないって程のものです。我ながら意地汚いですが、写真を見て日本酒〜って思っちゃいましたよ。







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